MOA美術館:熱海の高台から相模湾を一望。国宝3件を誇る絶景美術館

MOA美術館:熱海の高台から相模湾を一望。国宝3件を誇る絶景美術館

美術館

熱海の高台に建つMOA美術館は、国宝「紅白梅図屏風」(尾形光琳)や国宝「色絵藤花文茶壺」(野々村仁清)など、国宝3件を含む約3,500点のコレクションと、相模湾の大パノラマが魅力です。

はじめに:海と空とアートが溶け合う天空の美術館

JR熱海駅からバスで約7分。急な坂道を登った先に現れるMOA美術館は、標高約250メートルの高台に位置し、相模湾を見下ろす絶景ロケーションが最大の魅力です。2017年の大規模リニューアルでは、現代美術家・杉本博司と建築家・榊田倫之による「新素材研究所」が展示空間を手がけ、黒漆喰の壁や畳敷きの展示室など、日本美術にふさわしい空間に生まれ変わりました。

時代背景:東洋美術の粋を熱海に集めて

宗教法人世界救世教の創始者・岡田茂吉のコレクションを母体として、1982年に開館。岡田茂吉は「美によって人類を救済する」という理念のもと、日本・中国・朝鮮の東洋美術を中心に作品を収集しました。国宝3件、重要文化財67件を含む約3,500点のコレクションは、日本の美術館でもトップクラスの質を誇ります。

3つの見どころ

  • 国宝「紅白梅図屏風」: 尾形光琳の最高傑作。毎年2月の梅まつりの時期に合わせて公開されます。
  • ムア広場からの眺望: ヘンリー・ムーアの彫刻が配置された広場から望む相模湾と初島の大パノラマは圧巻。
  • 杉本博司のリニューアル空間: 「新素材研究所」が手がけた展示室は、素材感と光の演出が見事です。

鑑賞のコツ

エントランスから展示室まで、長いエスカレーターで山の中を登っていく演出自体がアート体験です。ムア広場からの眺望は日の入り前の時間帯が特に美しいです。尾形光琳の「紅白梅図屏風」は2月のみの限定公開なのでお見逃しなく。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒413-8511 静岡県熱海市桃山町26-2
  • アクセス: JR「熱海駅」からバスで約7分「MOA美術館」下車
  • 開館時間: 9:30~16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日: 木曜日(祝日の場合は開館)、展示替え日
  • 公式サイト: MOA美術館

豆知識

館内には能楽堂や、尾形光琳が晩年に構えた京都の屋敷を図面に基づき復元した「光琳屋敷」もあります。エスカレーター途中の円形ホールに投影される巨大万華鏡も人気の撮影スポットです。