アートは時代の鏡。古代から現代まで、人類が紡いできた美の歴史の大きな流れをたどります。
西洋美術の歴史解説が 20 件見つかりました
西洋美術史の源流である古代ギリシャ・ローマ美術。人間中心の思想から、完璧な比率(黄金比)を持つ彫刻や写実的な表現が生み出され、後世の美術の「お手本」となりました。
キリスト教の教えを人々に伝えるために発展した中世美術。肉体のリアルさよりも「信仰心の表現」を最優先し、高くそびえる大聖堂とまばゆい光のステンドグラスの空間を生み出しました。
ダ・ヴィンチやミケランジェロが活躍した時代。カチカチの中世から、リアルで美しい人間描写への大転換点です。
ルネサンスの静寂から一転、激しい明暗対比(チアロスクーロ)と動的な構図で鑑賞者を魅了したバロック美術。カラヴァッジョやレンブラントが描いた、命の息づかいを感じる演劇的な世界を追体験します。
18世紀フランスの宮廷を中心に花開いたロココ美術。バロックの重厚さから解放され、パステルカラーの甘美な色彩と曲線美で、愛の駆け引きや優雅なピクニック(雅びな宴)を描き出しました。
18世紀末から19世紀前半、美術界を二分した新古典主義とロマン主義。フランス革命期の緊迫した空気の中、ギリシャの理想美に立ち戻ろうとする「理性」と、個人の情熱や激動の自然を描く「感情」のぶつかり合いを解説します。
19世紀半ばのフランスで起きた写実主義の革命。「天使を見せてくれれば描いてみせる」と語ったクールベは、労働者やありのままの風景を描き、近代絵画への道を開きました。
絵画は「綺麗に写し取るもの」から「頭で考えて再構築するもの」へ。20世紀の現代アートへの扉を開いた大事件。
歴史画や神話なんて古い!日常の風景や人々の楽しそうな姿を、明るい色彩で描いた革命的ムーブメントの真実。
印象派の「目に見える光の記録」というルールを超え、画家自身の内なる感情や思想を絵の具にのせたポスト印象派。ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの3人が近代アートに与えた決定的な変革を解説します。
現実の色にとらわれず、感情のままに絵の具をぶつけたマティスら若い画家たち。1905年のサロン・ドートンヌで「野獣(フォーヴ)」と酷評されたその展示が、20世紀アートの色彩革命の幕開けとなった。
急速な近代化に対する不安と怒りを、原色と歪んだフォルムで叫んだドイツ表現主義。ドレスデンの「ブリュッケ」とミュンヘンの「青騎士」という2つのグループが、20世紀初頭のドイツ美術を揺るがした。
第一次世界大戦の絶望ののち、人間の「無意識」や「夢」の世界こそが真の現実であると提唱したシュルレアリスム。ダリの溶ける時計やマグリットの奇妙な対比から、心の謎を解き明かします。
アンディ・ウォーホルが仕掛けたイタズラ?大量生産される日用品やコミックをアートの主役にしたムーブメント。
ミュシャの流れるような曲線が彩った世紀末のアール・ヌーヴォー。第一次世界大戦を経て、幾何学的で機能的なアール・デコへと美意識は移り変わった。似て非なる2つの装飾様式の物語。
1919年、建築家ヴァルター・グロピウスがドイツ・ヴァイマールに設立した美術学校バウハウス。絵画・彫刻・工芸・建築の壁を取り払い、「美しく、かつ機能的な」近代デザインの基礎を築いた。
メキシコ革命後、リベラ、オロスコ、シケイロスの「三巨匠」が公共施設の壁に描き続けた壮大なフレスコ画群。美術を美術館から解放し、民衆のための芸術を目指したメキシコ壁画運動(ムラリスモ)。
便器を美術館に展示したデュシャンから、街の壁に無許可で描くバンクシーまで。「何がアートなのか」を問い直し、見る者の思考そのものを揺さぶる現代アートのルールをわかりやすく解説します。
第二次世界大戦後、ポロックやロスコらニューヨークの画家たちが打ち立てた抽象表現主義。巨大なキャンバスに込められた個人の感情の爆発が、美術の中心地をパリからニューヨークへと移動させた。
1839年のダゲレオタイプの発明から始まった写真の歴史。当初は「記録の手段」に過ぎなかった写真が、絵画への対抗心と独自の表現探求を経て、美術館の壁を飾る芸術表現へと成長するまでの物語。