足立美術館:米国誌が連続日本一に選ぶ、奇跡の日本庭園
島根県安来市にある足立美術館。「庭園もまた一幅の絵画である」という創設者の言葉通り、5万坪の日本庭園と横山大観コレクションが見事に調和した、世界中から観光客が訪れる名館です。
はじめに:「生きた絵画」としての日本庭園
島根県安来市にある「足立美術館」は、地元出身の実業家・足立全康が創設した美術館です。横山大観をはじめとする近代日本画の圧巻のコレクションとともに、美術館の最大の目玉となっているのが、5万坪に及ぶ広大で完璧に手入れされた「日本庭園」です。米国の日本庭園専門誌のランキングで20年以上連続で「日本一」に選ばれ続けています。
時代背景:庭園と絵画の究極の調和
「庭園もまた一幅の絵画である」という創設者の強い信念のもと、枯山水庭、白砂青松庭、苔庭など、趣の異なる庭園が整備されています。背後の山々を借景とし、四季折々、天候、そして一日の時間帯によって刻々と表情を変える「生きた絵画」を作り出しています。
3つの見どころ
- 世界一の日本庭園: 専属の庭師たちが毎日欠かさず手入れを行う、チリ一つない完璧な美しさを誇る庭園群。
- 「生の額絵」と「生の掛軸」: 窓枠を額縁に見立てて庭園を鑑賞する「生の額絵」や、床の間の壁をくり抜いて借景を楽しむ「生の掛軸」は必見です。
- 横山大観コレクション: 120点を超える横山大観の作品を所蔵し、常に名作が展示されています。名画「紅葉」などを実際に鑑賞できます。
鑑賞のコツ
美術館内は庭園に面した窓ガラスが続くため、歩きながら少しずつ変化する庭園の景色を楽しむことができます。四季それぞれに美しいですが、秋の紅葉や、冬の雪景色の美しさは特に格別です。庭園を眺めながら利用できる館内の喫茶室「翠」や「大観」での休憩もおすすめです。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒692-0064 島根県安来市古川町320
- アクセス: JR安来駅から無料シャトルバスで約20分
- 開館時間: 4月~9月:9:00~17:30、10月~3月:9:00~17:00
- 休館日: 年中無休(新館のみ展示替え休館あり)
- 公式サイト: 足立美術館
豆知識
2020年には北大路魯山人の専用展示館「魯山人館」がオープンしました。書・篆刻・陶芸・料理と多才を極めた魯山人の世界も、庭園と並ぶ当館の大きな見どころです。
