宮城県美術館:仙台で出会う、カンディンスキーと松本竣介

宮城県美術館:仙台で出会う、カンディンスキーと松本竣介

美術館

仙台市の広瀬川沿いに位置する宮城県美術館。カンディンスキー、クレーなどの西洋近現代美術と、松本竣介や佐藤忠良など東北ゆかりの作家の作品が充実。佐藤忠良記念館も併設しています。

はじめに:杜の都のアートの拠点

仙台市青葉区の広瀬川近くに1981年に開館した宮城県美術館は、前川國男の設計によるレンガ色の外観が印象的な建物です。宮城・東北ゆかりの美術品と、明治以降の日本画・洋画・版画・彫刻、さらにカンディンスキーやクレーなどの海外作品も含む幅広いコレクションを収蔵しています。

時代背景:東北の美術をリードする存在

東北は近代日本美術において多くの重要な作家を輩出してきました。当館は、静謐な都市風景を描いた洋画家・松本竣介(東京生まれ・盛岡育ち)の代表作を数多く収蔵しています。彫刻家・佐藤忠良は宮城県出身で、具象彫刻の第一人者として国際的に高く評価されています。

3つの見どころ

  • 佐藤忠良記念館: 併設する記念館には、代表作「帽子・夏」をはじめ約600点の作品が展示されています。
  • カンディンスキー・クレーの作品: 抽象絵画の先駆者たちの作品を常設展で鑑賞できます。
  • 創作室の市民参加型プログラム: 版画やデッサンなど、実際に制作体験ができるワークショップが充実。

鑑賞のコツ

常設展は約3ヶ月ごとに展示替えされます。佐藤忠良記念館は美術館の裏手にあり、見逃しがちなので注意。庭園の彫刻を巡りながら、広瀬川沿いの散策と組み合わせるのがおすすめです。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒980-0861 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
  • アクセス: 仙台市営地下鉄東西線「国際センター駅」西1出口より徒歩7分
  • 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • 公式サイト: 宮城県美術館

豆知識

佐藤忠良は、世代を超えて読み継がれる絵本「おおきなかぶ」の挿絵を描いたことでも知られています。彫刻と絵本、どちらから入っても楽しめる作家です。