高知県立美術館:シャガールの大コレクションと土佐の文化が響き合う
高知市にある高知県立美術館は、マルク・シャガールの作品約1,200点を収蔵する世界有数の美術館。能舞台や郷土芸能の発信など、多角的な土佐文化のアートシーンを提供します。
はじめに:青い空に映える、瓦屋根の美しいミュージアム
高知市の五台山の麓に位置する高知県立美術館は、1993年に開館しました。土佐の伝統的な瓦葺きの屋根と漆喰壁をモダンにアレンジした水盤のある建築が、南国の明るい青空と見事な調和を見せます。世界的画家マルク・シャガールの版画や絵画など世界屈指の質と量を誇るコレクションで知られます。
時代背景:愛と詩の画家シャガールとの出会い
当館が所有するシャガールコレクションは、初期から晩年までの彼の画業を網羅した系統的なものです。とりわけ色彩豊かな名作が充実し、日本におけるシャガール理解の中心地となっています。また、郷土ゆかりの美術や、世界的写真家・石元泰博の写真コレクションにも力を入れています。
3つの見どころ
- シャガール・ホール: マルク・シャガールの絵画、陶芸、版画などをテーマ展示によって順次公開。愛の画家のロマン溢れる色彩に浸れます。
- 本格的な能舞台: 美術館の内部には檜造りの本格的な能舞台が設けられ、定期的に伝統芸能の公演が行われます。
- 石元泰博フォトセンター: 世界的写真家・石元泰博(高知育ち)の数万点に及ぶプリントアーカイブ。
鑑賞のコツ
展示室のほか、美しい中庭を囲む回廊は光が美しく差し込み、落ち着いた時間が過ごせます。ショップでは土佐の伝統的な手法による和紙で作られた美しい工芸品も販売されています。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒781-8123 高知県高知市高須353-2
- アクセス: とさでん交通「県立美術館通」電停より徒歩約5分
- 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 年末年始、展示替え期間
- 公式サイト: 高知県立美術館
豆知識
石元泰博はシカゴの「ニュー・バウハウス」で写真を学び、桂離宮を撮影したシリーズで世界的な評価を得ました。数万点のプリントとフィルムを収めた「石元泰博フォトセンター」が館内に設けられています。
