長崎県美術館:運河をまたぐ、光と水の美術館

長崎県美術館:運河をまたぐ、光と水の美術館

美術館

長崎市の水辺の森公園に隣接する、隈研吾デザインの美しい美術館。「呼吸する美術館」をコンセプトに、運河を挟んで建つ2つの棟が空中回廊で繋がる開放的な建築が魅力です。

はじめに:光と風が通り抜ける、呼吸する美術館

長崎市の美しい港の風景に溶け込む「長崎県美術館」は、建築家・隈研吾氏らのデザインによるものです。運河をまたぐように「ギャラリー棟」と「美術館棟」が配置され、それらをガラス張りの空中回廊が繋ぐという、類を見ないロケーションと建築美を誇ります。

時代背景:スペインと長崎の深いつながり

長崎ゆかりの美術だけでなく、最大の特徴は東洋有数の「スペイン美術コレクション(須磨コレクション)」を所蔵していることです。ピカソ、ダリ、ミロから中世の宗教画まで、スペインと歴史的なつながりが深い長崎ならではのユニークな展示が行われています。

3つの見どころ

  • スペイン美術コレクション: スペインの巨匠たちから現代アートまで、質の高いスペイン美術の数々を堪能できます。
  • 隈研吾のルーバー建築: 外壁を覆う石のルーバー(細長い板)が日差しを和らげ、館内に美しい光と影のストライプを描き出します。
  • 屋上庭園からのパノラマ: 運河を見下ろし、長崎港や女神大橋を一望できる屋上庭園。夜景の美しさも必見です。

鑑賞のコツ

運河の上を通るガラス張りのカフェでは、水面を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。隣接する水辺の森公園と一体化しているため、アート鑑賞の後は海沿いの公園を散歩するのが最高のリフレッシュになります。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒850-0862 長崎県長崎市出島町2-1
  • アクセス: 長崎電気軌道(路面電車)「出島」から徒歩約3分、「水辺の森公園」から徒歩約2分
  • 開館時間: 10:00~20:00(入館は19:30まで)
  • 休館日: 第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 公式サイト: 長崎県美術館

豆知識

2005年開館。設計は隈研吾さんと日本設計の共同によるもので、「呼吸する美術館」がコンセプトです。スペイン美術の「須磨コレクション」は、戦前の外交官・須磨弥吉郎がスペイン勤務時代に収集したものです。