山梨県立美術館:ミレーの「種まく人」が待つ、芸術の森のオアシス
甲府市にある山梨県立美術館は、ジャン=フランソワ・ミレーの「種まく人」をはじめとするバルビゾン派の傑作を世界屈指の規模で所蔵。「ミレーの美術館」として知られています。
はじめに:バルビゾン派の名画に抱かれる静謐な空間
山梨県甲府市の広大な「芸術の森公園」内に建つ山梨県立美術館は、1978年に開館しました。ジャン=フランソワ・ミレーの代表作「種まく人」や「落ち穂拾い、夏」をはじめ、バルビゾン派の絵画約70点を含む充実のコレクションを誇り、日本における西洋美術鑑賞の重要な拠点となっています。
時代背景:ミレーと日本の深い結びつき
ミレーが描く農民の素朴で力強い労働と祈りの姿は、明治時代から日本の芸術家や一般市民に深く愛されてきました。山梨県がミレーの作品を収集し始めたのをきっかけに、国内外のコレクターや美術愛好家からバルビゾン派や郷土山梨の作家の作品が集まり、一大コレクションが形成されました。
3つの見どころ
- ミレー「種まく人」: 世界的に最も有名な「種まく人」の2点のうちの1つ。農民の生命力あふれる躍動感が魅力です。
- バルビゾン派コレクション: コローやルソーなど、自然の光と静けさを描いた画家たちの美しい風景画が揃います。
- 芸術の森公園: ロダンやヘンリー・ムーアの彫刻が点在する美しい公園で、四季折々の自然とともにアートを満喫できます。
鑑賞のコツ
ミレーコレクションを紹介する「ミレー館」は常設されており、いつでも鑑賞可能です。鑑賞後は、甲府盆地を囲む山々を眺めながら公園の遊歩道を散策することをおすすめします。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-277
- アクセス: JR「甲府駅」南口よりバスで約15分「県立美術館」下車すぐ
- 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
- 公式サイト: 山梨県立美術館
豆知識
開館に先立って山梨県が「種まく人」を購入した際には、その金額をめぐって賛否両論が巻き起こりました。しかし今では「ミレーの美術館」として全国に知られ、県民の誇りになっています。