八戸市美術館:巨大な「ジャイアントルーム」が生んだ、まちとつくる美術館

八戸市美術館:巨大な「ジャイアントルーム」が生んだ、まちとつくる美術館

美術館

2021年に生まれ変わった八戸市美術館。天井高14mの「ジャイアントルーム」を中心に、展示だけでなく制作や学びの活動が同居する、新しい世代の美術館像を示しています。

はじめに:「アートファーム」を掲げる新世代の美術館

八戸市美術館は、2021年(令和3年)11月に新築リニューアルオープンした青森県八戸市の美術館です。掲げるコンセプトは「アートファーム」。作品を見せるだけでなく、人を育て、まちを耕す美術館を目指し、展示・制作・対話が同じ空間で進行する運営スタイルが、全国の美術館関係者から注目を集めています。

建築:ジャイアントルームという発明

設計は西澤徹夫・浅子佳英・森純平の共同チーム。建物の中心には、天井高約14メートルの巨大な吹き抜け空間「ジャイアントルーム」が据えられています。ここは展示室でもロビーでもワークショップ会場でもある「何でも起こる広場」で、可動する家具や照明によって日々姿を変えます。従来の「ホワイトキューブ」とはまったく違う美術館のかたちとして、建築界でも高く評価されました。

3つの見どころ

  • ジャイアントルーム: 訪れるたびに使われ方が変わる巨大空間。市民の制作活動と展覧会が同居する風景そのものが見どころです。
  • 郷土ゆかりのコレクション: 八戸・青森にゆかりのある作家の作品を核に収集を続けています。
  • 中心街との連携: 美術館は八戸の中心街に位置し、横丁やブックセンターなど、まちを巻き込んだアートプロジェクトが盛んです。

施設情報・アクセス

  • 住所: 青森県八戸市大字番町10-4
  • アクセス: JR「本八戸」駅から徒歩約10分
  • 開館時間: 10:00~19:00
  • 休館日: 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始