東京都写真美術館:写真という表現を専門に扱う、日本初の公立美術館

東京都写真美術館:写真という表現を専門に扱う、日本初の公立美術館

美術館

恵比寿ガーデンプレイス内に1995年に総合開館した、写真・映像表現を専門に扱う日本初の公立美術館。国内外の貴重な写真コレクションと、意欲的な現代写真の企画展で知られる。

はじめに:「記録」から「表現」へ、写真そのものを美術館の主役に

東京都写真美術館は、個人の記念館などを除けば、写真という表現分野を専門に扱う日本初の公立美術館です。恵比寿ガーデンプレイスの一角に位置し、幕末・明治期の貴重な古写真から現代の映像インスタレーションまで、写真・映像文化の歴史と現在を横断的に紹介しています。「トップミュージアム」の愛称でも親しまれ、写真を単なる記録の手段ではなく、絵画や彫刻と同じ「表現」として鑑賞する視点を日本に定着させてきました。

時代背景:写真文化を守り、伝える使命

1990年に開設準備室として活動を開始し、1995年(平成7年)に恵比寿ガーデンプレイス内で総合開館しました。写真は絵画などに比べて劣化や散逸のリスクが高く、体系的な保存・研究機関が求められていた分野でした。当館は収集・保存・展示・教育普及という美術館としての機能を、写真・映像という専門領域において総合的に担う存在として、国内の写真文化の発展に大きく貢献しています。

3つの見どころ

  • 木村伊兵衛・荒木経惟ら日本写真史のコレクション: 木村伊兵衛、荒木経惟、森山大道、細江英公、植田正治など、日本を代表する写真家17名を「重点作家」として体系的に収集。約4万点にのぼる収蔵作品を核とした企画展を随時開催しています。
  • 恵比寿ガーデンプレイスという立地: ショッピングやレストランも充実した複合施設内にあり、アート鑑賞と街歩きを一日で楽しめます。
  • 映像文化への幅広い目配り: 静止画としての写真だけでなく、映画や映像アートの上映・展示にも力を入れており、視覚文化全般を扱う懐の深さが特徴です。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
  • アクセス: JR「恵比寿駅」東口より徒歩約7分(動く歩道あり)
  • 開館時間: 10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • 公式サイト: 東京都写真美術館