秋田県立美術館:藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」に圧倒される
安藤忠雄設計の建築に収められた、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の大壁画「秋田の行事」が圧巻。幅20メートルを超える巨大な作品は、秋田でしか見ることができない唯一無二の体験です。
はじめに:藤田嗣治の情熱が息づく美術館
秋田市の中心部、千秋公園のお堀端に2013年に開館した秋田県立美術館は、安藤忠雄の設計による斬新な建築が特徴です。三角形を基調とした外観と、水庭越しに千秋公園を望むロビーが印象的。当館最大の見どころは、画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)が昭和12年に制作した大壁画「秋田の行事」です。
時代背景:パリの寵児が秋田に残した巨大壁画
藤田嗣治はエコール・ド・パリを代表する画家として世界的に活躍しましたが、秋田の富豪・平野政吉との交流から秋田に深い縁を持ちました。「秋田の行事」は幅20.5メートル、高さ3.65メートルという巨大な壁画で、竿燈まつりやなまはげなど秋田の年中行事を生き生きと描いた傑作です。
3つの見どころ
- 藤田嗣治「秋田の行事」: 幅20メートルを超える大壁画。世界でここでしか見ることができません。
- 安藤忠雄の建築: コンクリートと水庭を活かした空間設計は、安藤建築の真骨頂です。
- 水庭からの眺望: 2階ロビーの水庭越しに千秋公園のお堀を一望。四季折々の景色が楽しめます。
鑑賞のコツ
「秋田の行事」は常設展示されていますので、いつ訪れても鑑賞可能です。作品の前にはベンチがあり、ゆっくり座って細部まで観察するのがおすすめ。隣接する千秋公園は桜の名所としても知られています。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒010-0001 秋田県秋田市中通1-4-2
- アクセス: JR「秋田駅」西口より徒歩約10分
- 開館時間: 10:00~18:00(入場は17:30まで)
- 休館日: 不定休(公式サイトで確認)
- 公式サイト: 秋田県立美術館
豆知識
大壁画「秋田の行事」は、平野政吉の米蔵の中で、わずか15日ほどで描き上げられたと伝えられています。作品は旧県立美術館(現・秋田市文化創造館)から、2013年に現在の安藤忠雄建築へ移されました。