ひろしまアニメーションシーズン:2年に1度、世界のアニメーションが広島に集まる

ひろしまアニメーションシーズン:2年に1度、世界のアニメーションが広島に集まる

芸術祭
開催時期2年に1度2年に1度の8月。前回「ひろしまアニメーションシーズン2026」は8月19日〜23日にJMSアステールプラザほかで開催され、閉幕した。次回は2028年(予定)

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広島市で2年に1度開かれるアニメーション映画祭です。2022年に始まり、日本で唯一のアカデミー賞公認アニメーション映画祭。2026年は8月19日から23日、特集テーマは「風」でした。

はじめに:日本で唯一、アカデミー賞につながるアニメーション映画祭

ひろしまアニメーションシーズンは、広島市で2年に1度開かれるアニメーション映画祭です。2022年8月から始まり、「ひろしま国際平和文化祭」のメディア芸術部門における中核事業として位置づけられています。アニメーション映画祭としては日本で唯一のアカデミー賞公認映画祭であり、短編コンペティションのグランプリ受賞作は米アカデミー賞短編アニメーション部門への応募資格を得ます。2026年は8月19日から23日まで、特集テーマ「風」のもとで開かれ、世界110の国・地域から3,000を超える作品(3,181作品)が集まり、76作品が入選しました。

広島は1985年から2020年まで、アニメーション作家の木下蓮三・小夜子夫妻が立ち上げた広島国際アニメーションフェスティバルの開催地として、世界的に知られてきた都市です。それが2020年の第18回で幕を閉じたあと、2022年に始まったのがこのひろしまアニメーションシーズンでした。長年にわたって国内外の作家が広島に集まってきた蓄積の上に、いまの映画祭が立っています。

絶対に知っておきたい!3つの見どころ

1. 4部門で構成されるコンペティション

メインプログラムとなるコンペティションは、「短編」「長編」「環太平洋・アジアユース」「日本依頼作品」の4部門で構成されています。世界各国から集まった作品に加え、アジア太平洋地域の若い作り手を紹介する枠や、日本の作家に制作を依頼した新作の枠が設けられているのが特徴です。選考委員には山村浩二、折笠良といった、国際的に評価されてきた日本のアニメーション作家が名を連ねています。山村浩二は本映画祭のアーティスティック・ディレクターも務めます。近年は生成AIを用いた作品も応募されるようになり、コンペの顔ぶれ自体が時代を映します。

2. 平和文化祭の一部としての位置づけ

この映画祭は単独の企画ではなく、広島市が展開する「ひろしま国際平和文化祭」の一部門です。主催はひろしま国際平和文化祭実行委員会と中国新聞社。広島という都市が背負ってきた歴史と、アニメーションという表現形式が交わる場になっています。特集テーマも回ごとに設定され、プログラム全体を貫く視点を与えています。上映だけでなく、シンポジウムやトーク、展示、若手向けの「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング」といった育成の企画が組まれるのも特徴です。

3. 会場が市街地の中心にある

主会場となるJMSアステールプラザは、広島市中区加古町にある複合文化施設です。平和記念公園からもほど近く、市街地を歩いて回れる範囲にあります。会期中は横川シネマや広島市映像文化ライブラリーでも上映が行われ、5日間で複数のプログラムをはしごする鑑賞スタイルが取りやすい立地です。上映の合間に街を歩き、また戻ってくる。そんな過ごし方ができます。

開催概要

  • 開催地:広島県広島市
  • 主な会場:JMSアステールプラザ(中区加古町)、横川シネマ、広島市映像文化ライブラリー
  • 開催ペース:2年に1度(2022年開始)
  • 開催時期:8月。2026年は8月19日から23日まで。次回は2028年が見込まれます
  • アクセス:JMSアステールプラザへは広島電鉄 舟入町電停または土橋電停から徒歩。JR広島駅から路面電車で約20分
  • 主催:ひろしま国際平和文化祭実行委員会、中国新聞社

まとめ

アニメーションというと商業作品を思い浮かべがちですが、この映画祭で上映されるのは、短編を中心とした個人作家の表現です。数分の作品のなかに詰め込まれた発想と技法の密度には、驚かされるものがあります。会期はわずか5日間なので、上映スケジュールを事前に見て、狙いを定めてから出かけるのがおすすめです。会期や上映作品は公式サイトで確認してください。