神戸市立博物館:国宝の銅鐸から南蛮美術まで、旧居留地の銀行建築に眠る港町の記憶
国宝「桜ヶ丘銅鐸」と、ザビエル像に代表される南蛮美術・古地図コレクションで知られる博物館。昭和10年築の旧銀行建築が旧居留地の街並みに風格を添えます。
はじめに:港町・神戸の歴史を映す博物館
神戸市立博物館は、1982年(昭和57年)に神戸・旧居留地で開館した人文系博物館です。建物は1935年(昭和10年)築の旧横浜正金銀行神戸支店。ドリス式の列柱が並ぶ古典主義建築の名作で、旧居留地の街並みのシンボルとなっています。「国際文化交流」をテーマに、考古から南蛮美術、古地図まで、港町らしいコレクションを誇り、2019年にリニューアルしました。
コレクション:弥生の銅鐸と南蛮のザビエル
考古分野の至宝は、1964年に神戸市灘区の桜ヶ丘で発見された国宝「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」。カエルやシカ、脱穀する人々を描いた絵画銅鐸を含む一括出土品で、弥生時代の精神世界を伝える第一級資料です。美術分野では、教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル像」をはじめとする池長孟の南蛮紅毛美術コレクションが有名。伊能図などの古地図コレクションも国内屈指です。
3つの見どころ
- 国宝「桜ヶ丘銅鐸」: 絵画銅鐸の代表例。弥生人が何を描いたのかをじっくり観察できます。
- 「聖フランシスコ・ザビエル像」: 日本人が描いたキリスト教絵画の代表作。公開時期は限られるため事前確認がおすすめです。
- 旧居留地の建築散歩: 銀行建築の重厚な外観と、周辺の近代建築群をあわせて楽しめます。
施設情報・アクセス
- 住所: 兵庫県神戸市中央区京町24
- アクセス: JR・阪神「元町」駅から徒歩約10分
- 開館時間: 9:30~17:30(入館は17:00まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始