横尾忠則現代美術館:Y字路の迷宮へようこそ、神戸で浴びる横尾ワールド

横尾忠則現代美術館:Y字路の迷宮へようこそ、神戸で浴びる横尾ワールド

美術館

美術家・横尾忠則の作品を専門に展示する神戸の美術館。2012年、村野藤吾設計の旧県立近代美術館を改修して開館。「Y字路」シリーズなど、めくるめく横尾芸術に浸れます。

はじめに:横尾忠則の宇宙を一館まるごと

横尾忠則現代美術館は、2012年(平成24年)に神戸・灘区の王子公園そばに開館した美術館です。兵庫県西脇市出身の美術家・横尾忠則から寄贈・寄託された作品群を核に、その多彩な芸術世界を紹介しています。建物は建築家・村野藤吾が手がけた旧兵庫県立近代美術館の西館を改修したもので、モダニズム建築の名残とポップな横尾ワールドの取り合わせも楽しめます。

横尾忠則:グラフィックの寵児から画家へ

横尾忠則は1960年代、唐十郎や寺山修司の演劇ポスターなどで時代の寵児となったグラフィックデザイナーでした。1980年代に「画家宣言」をして絵画に転向。故郷の風景に根ざした「Y字路」シリーズ、滝のポストカードを敷き詰めたインスタレーション、輪廻や死をテーマにした幻想絵画など、80代を過ぎてなお加速する創作を続けています。同館は企画展ごとに切り口を変え、その膨大な作品世界を紹介し続けています。

3つの見どころ

  • 「Y字路」シリーズ: 夜の分かれ道が異世界への入口に見えてくる、横尾芸術の代名詞です。
  • 企画展の仕掛け: 本人が今も現役のため、新作がどんどん展示に加わるライブ感があります。
  • アーカイブルーム: ポスターや資料で、デザイナー時代からの60年を超えるキャリアをたどれます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30
  • アクセス: 阪急「王子公園」駅から徒歩6分、JR「灘」駅から徒歩10分
  • 開館時間: 10:00~18:00
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間