福岡市美術館:大濠公園の自然と、ダリやバスキアが同居する場所

福岡市美術館:大濠公園の自然と、ダリやバスキアが同居する場所

美術館

市民の憩いの場・大濠公園の中にある美術館。ミロやダリ、シャガール、バスキアなど、世界的な近現代アートのコレクションと、黒田家ゆかりの古美術コレクションの両方が楽しめます。

はじめに:水辺と緑の「よりそう美術館」

福岡市の中心、広大な池を持つ大濠公園の敷地内にある「福岡市美術館」は、建築家・前川國男の設計により1979年に開館しました。2019年の大規模リニューアルを経て、公園の自然との繋がりが強化され、誰でも気軽に立ち寄れる「よりそう美術館」へと生まれ変わりました。

時代背景:古美術から現代アートまで、福岡の文化の交差点

福岡市は古くからアジアとの交流拠点で豊かな歴史を持っています。当館は、国宝を含む黒田家ゆかりの古美術、東洋の古美術を展示するエリアと、ダリ、ミロ、バスキアなど20世紀以降の近現代美術を展示するエリアに分かれており、過去と現在のアートを同時に堪能できるのが特徴です。

3つの見どころ

  • ダリ『ポルト・リガトの聖母』: サルバドール・ダリの代表作であり、世界中の美術館から貸出要請が絶えない傑作を常設展示しています。
  • 草間彌生『南瓜』: 美術館の屋外エスプラネード(広場)に設置された、巨大な黄色いカボチャのオブジェ。写真撮影スポットとして大人気です。
  • 大濠公園を一望するカフェ: 1階のカフェからは、公園の豊かな水面と緑を眺めながらゆったりと過ごすことができます。

鑑賞のコツ

近現代美術室と古美術室の両方を見るのがおすすめです。屋外展示の彫刻も多く、公園を散歩する延長でアートに触れることができます。夕方になると大濠公園に沈む夕日が美しく、カフェからの眺めは格別です。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
  • アクセス: 地下鉄空港線「大濠公園駅」から徒歩約10分
  • 開館時間: 9:30~17:30(7~10月の金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • 公式サイト: 福岡市美術館

豆知識

ユーモラスな禅画で知られる江戸時代の禅僧・仙厓義梵の作品を多数収蔵しています。仙厓とダリと草間彌生がひとつの美術館で見られるのは、福岡市美術館ならではの体験です。