エルミタージュ美術館:冬宮殿に集う、ロマノフ王朝が愛したレンブラント
ロシア・サンクトペテルブルクの冬宮殿を中心とする世界最大級の美術館。エカチェリーナ2世の収集品を核に、レンブラントやカラヴァッジョなど西洋美術の至宝約300万点を収蔵しています。
はじめに:女帝が築いた美の帝国
エルミタージュ美術館は、ロシア・サンクトペテルブルクにある世界最大級の美術館です。18世紀にロシア女帝エカチェリーナ2世が西欧の絵画コレクションを購入したことから始まり、以来歴代皇帝が収集を重ねてきました。中心となる建物は、ロマノフ王朝の居城であった壮麗な冬宮殿です。
コレクション:300万点を超える規模
収蔵品は約300万点と、世界でも屈指の規模を誇ります。西欧絵画ではレンブラントの作品群が特に充実しており、17世紀オランダ絵画の質と量は他館を圧倒します。宮殿建築そのものが金と大理石で飾られた美術品であり、作品と建築の両方を楽しめる稀有な美術館です。
3つの見どころ
- レンブラント「放蕩息子の帰還」: レンブラント最晩年の傑作。父が息子を抱きしめる場面に込められた慈愛の表現は、見る者の心を打ちます。
- レンブラント「ダナエ」: 神話を題材にした官能的な傑作で、過去に破損事件に遭いながらも修復され今日に伝わっています。
- カラヴァッジョ「リュート弾き」: 光と影を操る画家ならではの緻密な静物描写と人物表現が同居する一枚です。
施設情報・アクセス
- 所在地: ロシア・サンクトペテルブルク(Дворцовая площадь, 2, Санкт-Петербург)
- アクセス: サンクトペテルブルク中心部、宮殿広場に面する冬宮殿内
- 開館時間: 10:30~18:00(水金土は21:00まで)
- 休館日: 月曜日
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作品画像はパブリックドメイン(出典: Wikimedia Commons)