軽井沢千住博美術館:波打つガラスの森で「ウォーターフォール」に浸る

軽井沢千住博美術館:波打つガラスの森で「ウォーターフォール」に浸る

美術館

日本画家・千住博の作品を、西沢立衛設計の曲面ガラス建築で展示する軽井沢の美術館。床が緩やかにうねる森のような空間で、滝の絵と光が一体になります。

はじめに:絵と建築と庭が溶け合う美術館

軽井沢千住博美術館は、2011年(平成23年)に長野県軽井沢町に開館した、日本画家・千住博の個人美術館です。設計は金沢21世紀美術館などで知られるSANAAの西沢立衛。敷地の傾斜をそのまま生かした床、ガラス張りの壁、館内に取り込まれた光の中庭という前例のない建築で、「世界で最も美しい美術館のひとつ」と評されることもある人気スポットです。

千住博の芸術:滝を描き続ける画家

千住博は、岩絵具を流し落として滝を表現する「ウォーターフォール」シリーズで世界的に知られる日本画家です。1995年のヴェネチア・ビエンナーレで東洋人画家として初の優秀賞を受賞し、ニューヨークを拠点に活動してきました。館内では初期作から最新作まで約100点を常時展示。壁のない開放的な空間を歩きながら、蛍光顔料の滝がブラックライトに浮かぶ「ライジング」など、多彩な展開を体感できます。

3つの見どころ

  • ウォーターフォールの間近の迫力: 流れ落ちる絵具が生む滝の質感は、実物でこそ味わえます。
  • 西沢立衛の建築: うねる床とガラスの外皮、光の中庭。森の中を散策するように絵と出会えます。
  • カラーリーフガーデン: 約150種の色葉植物が植えられた庭が建物を取り囲み、季節ごとに表情を変えます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
  • アクセス: しなの鉄道「中軽井沢」駅から徒歩約20分、または軽井沢駅からバス・タクシー
  • 開館時間: 9:30~17:00
  • 休館日: 火曜日(祝日の場合は開館)、12月26日~2月末は冬期休館