プラド美術館:マドリードに集う、ベラスケスとゴヤのスペイン絵画黄金期

プラド美術館:マドリードに集う、ベラスケスとゴヤのスペイン絵画黄金期

美術館

スペイン王家のコレクションを核に1819年開館。ベラスケス「ラス・メニーナス」、ゴヤの「黒い絵」シリーズなど、スペイン絵画の精髄が一堂に会する世界屈指の美術館です。

はじめに:スペイン王家が育てたコレクション

プラド美術館は、1819年にスペイン・マドリードで開館した国立美術館です。歴代のスペイン国王が収集してきた絵画コレクションを公開するために設立され、新古典主義建築の壮麗な建物とともに、スペイン絵画黄金期の粋を今に伝えています。

コレクション:ベラスケスとゴヤの至宝

収蔵品はスペイン絵画を中心に、イタリア・フランドル絵画も含めて約8000点。中でもディエゴ・ベラスケスとフランシスコ・デ・ゴヤの作品群は他に類を見ない充実ぶりで、スペイン黄金世紀の宮廷絵画から、ゴヤ晩年の暗く幻想的な「黒い絵」シリーズまで、その画業をまるごと辿ることができます。

3つの見どころ

  • ベラスケス「ラス・メニーナス(女官たち)」: 鏡や視線の仕掛けで見る者を絵の中に引き込む、西洋絵画史上最も分析され続けてきた傑作です。
  • ゴヤ「我が子を食らうサトゥルヌス」: ゴヤが自邸の壁に直接描いた「黒い絵」シリーズの中でも、最も強烈な印象を残す一枚です。
  • ヒエロニムス・ボス「快楽の園」: 奇想天外な図像で埋め尽くされた三連祭壇画。何時間見ていても飽きない情報量です。

施設情報・アクセス

  • 所在地: スペイン・マドリード(Calle de Ruiz de Alarcón 23, 28014 Madrid)
  • アクセス: マドリード地下鉄「Atocha」駅または「Banco de España」駅から徒歩約10分
  • 開館時間: 10:00~20:00(日祝は19:00まで)
  • 休館日: 1月1日、5月1日、12月25日

代表作ギャラリー

ラス・メニーナス(女官たち)
ラス・メニーナス(女官たち)1656年ディエゴ・ベラスケス
我が子を食らうサトゥルヌス
我が子を食らうサトゥルヌス1819-1823年頃フランシスコ・デ・ゴヤ
快楽の園
快楽の園1490-1510年頃ヒエロニムス・ボス

作品画像はパブリックドメイン(出典: Wikimedia Commons)