那珂川町馬頭広重美術館:隈研吾の木格子建築に収まる、広重の肉筆画コレクション

那珂川町馬頭広重美術館:隈研吾の木格子建築に収まる、広重の肉筆画コレクション

美術館

実業家・青木藤作が蒐集した歌川広重の肉筆画・版画コレクションを核に、2000年開館。建築家・隈研吾が設計した地元の八溝杉を用いた木格子建築でも知られる。

はじめに:広重の肉筆画を核とする、木の建築が包む美術館

那珂川町馬頭広重美術館は、栃木県那珂川町に2000年(平成12年)に開館した美術館です。地元出身の実業家・青木藤作が蒐集した歌川広重の版画・肉筆画コレクションを核とし、なかでも肉筆画は全国でも有数の規模を誇ります。建築家・隈研吾が設計した建物は、地元産の八溝杉を用いた木格子のルーバーで全体を覆い、周囲の里山の風景に溶け込む佇まいで知られています。

時代背景:一人のコレクターが守った、地方に眠る名品

青木藤作は、那珂川町(旧馬頭町)出身の実業家として財を成す一方、歌川広重の作品を長年にわたり蒐集し続けました。地方に生まれ育った一人のコレクターの情熱が、中央の美術館にも匹敵する規模の広重コレクションを地元に残すことにつながり、その遺志を継ぐかたちで町立の美術館として結実しています。

3つの見どころ

  • 歌川広重の肉筆画: 版画作品だけでなく、広重自らが手がけた肉筆画を数多く所蔵する、全国でも希少なコレクションです。
  • 隈研吾の木格子建築: 八溝杉のルーバーで覆われた外観は、隈研吾の初期の代表作の一つとされ、建築目当ての来館者も少なくありません。
  • 那珂川の里山風景: 美術館周辺には那珂川の清流と里山の風景が広がり、鑑賞後の散策も楽しめます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒324-0613 栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
  • アクセス: JR烏山線「烏山駅」よりバスで約20分
  • 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日: 月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)、年末年始、展示替え期間