サントリー美術館:六本木で出会う、日本の美意識の粋

サントリー美術館:六本木で出会う、日本の美意識の粋

美術館

東京ミッドタウン内に位置するサントリー美術館。「生活の中の美」をテーマに、国宝1件、重要文化財15件を含む約3,000件の日本美術コレクションを、隈研吾設計の優美な空間で鑑賞できます。

はじめに:日本の美意識を再発見する

「美を結ぶ。美をひらく。」をミュージアムメッセージに掲げるサントリー美術館は、1961年の開館以来「生活の中の美」を基本テーマとしてきました。2007年に六本木・東京ミッドタウンに移転し、隈研吾設計による和の趣あふれる空間で新たなスタートを切りました。

時代背景:サントリー創業者の美への志

サントリー創業者・鳥井信治郎の「利益三分主義」の精神を受け継ぎ、文化・芸術への貢献として設立されました。日本の古美術、とりわけ絵画、陶磁器、漆工芸、ガラス、染織など工芸分野のコレクションが充実しています。

3つの見どころ

  • 国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」: 鎌倉時代の蒔絵の最高傑作。精緻な技巧と優美なデザインに息を呑みます。
  • 薩摩切子コレクション: 幕末に生まれた幻のガラス工芸「薩摩切子」のコレクションは日本一の規模です。
  • 隈研吾の建築空間: 白磁のルーバーや和紙を用いた柔らかな光の演出が、日本美術の鑑賞にふさわしい空間を生み出しています。

鑑賞のコツ

企画展のみの開催で、年6回ほど展覧会が入れ替わります。木・金曜は20時まで開館しているので、仕事帰りのナイトミュージアムとしてもおすすめ。館内の茶室「玄鳥庵」では、お抹茶と季節の和菓子を楽しめます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
  • アクセス: 都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結、東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩3分
  • 開館時間: 10:00~18:00(金・土は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
  • 休館日: 火曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始
  • 公式サイト: サントリー美術館

豆知識

所蔵する国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」は、企画展のテーマに合わせて時折公開される特別な存在です。美術館は開館当初の丸の内から赤坂を経て、2007年に現在の六本木・東京ミッドタウンへ移転しました。