Y² project 水野勝規 刻まれるとき、揺らぐかたち
- 会期
- 2026年9月1日 〜 2026年12月27日
- 会場
- 三重県立美術館
- 所要時間
- 40分〜60分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒514-0007 三重県津市大谷町11
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
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津市の三重県立美術館で、2026年9月1日(火)から12月27日(日)まで、「Y² project 水野勝規 刻まれるとき、揺らぐかたち」が開催されています。会場は柳原義達記念館です。次代を担う美術家を発信する「Y² project(ワイワイプロジェクト)」の第3弾として、三重県出身の映像作家・水野勝規を紹介する展覧会。水野が選んだ柳原義達の彫刻と、水野自身の映像作品が同じ空間に置かれます。所要時間の目安は40分〜60分。
「刻まれるとき、揺らぐかたち」はどんな展覧会?
三重県立美術館は、戦後日本の具象彫刻界を代表する彫刻家・柳原義達(1910-2004)からの作品寄贈を機に、2003年に柳原義達記念館を開設しました。以来、同記念館では柳原の作品・資料を常時公開しています。2019年には、作家遺族の援助により、次代を担う美術家を発信する新たな事業としてY² projectが始動し、3回目となる本展では三重県出身の映像作家・水野勝規が紹介されます。水野は自然や日常の風景の中の何気ない事象を丹念にすくい取り、映像というフィルターを通して、ともすると見過ごしがちな光景を私たちの目の前に提示する作家です。その作品は時間のうつろいや日常のゆらぎへの再認識をうながし、「見る」ことへの興味をかきたてます。ときが刻まれ、かたちが揺らぐこと——水野は、彫刻と映像という異なる表現メディアの中に、時間とともに生成される現象という共通点を見出し、柳原義達とその作品に向き合いました。本展では、当館が所蔵する柳原作品を作家自身が選び、自作とともに展示します。会場には柳原の著書『孤独なる彫刻―造形への道標』からの言葉10点も引かれ、作品と言葉、映像と彫刻が交錯する構成になっています。
主な展示内容・注目の作品
- 水野勝規の新作映像が多数。《pattern》(4K、3分)、《view - sea》《view - cloud》《view - light》(各4K、6分)、《shade》(4K、7分)、いずれも2026年の作品です
- 《scenes》はトリプルチャンネル(4K、5分)、《piece》はダブルチャンネル(4K、8分)、《fireworks》は18分のビデオインスタレーションです
- 《echo》(4K、13分)2025年、《Leaving the Metro》(SD、3分)2003年(2026年再編集)も出品されます
- 柳原義達の彫刻は、《山本恪二さんの首》1940年、《バルザックのモデルたりし男》1957年、《立女》1957年、《裸婦立像》1957年、《座る女》1958年
- 柳原の「道標」シリーズから《道標・鴉》1970年、《道標・鳩》1981年、《道標・鳩(長寿の鳩)》1981年、《道東の四季・秋》1977年
- サインペン・紙による柳原の《裸婦群像》(1970〜80年代)や《道標・鳩》(1980年代)の素描も並びます
- 水野の《duet》は柳原の彫塑台と古い椅子を用いたインスタレーション。美術情報室には《Paris in Japon》のプリントとフォトブックが展示されます
この展覧会の見どころ3選
- 彫刻と映像が同じ部屋に置かれること。柳原作品を選んだのは水野自身で、どの彫刻の隣にどの映像を置くかという判断そのものが展示になっています
- 柳原義達の言葉が会場に置かれること。『孤独なる彫刻―造形への道標』から「オーギュスト・ロダン」「アルベルト・ジャコメッティ」「私と彫刻」「鳩によせて」などの章の一節が抜粋され、作品と並べて読めます
- 映像の本数と長さ。1本3分のものから18分の《fireworks》まであり、腰を据えて見るほど「時間のうつろい」というテーマが立ち上がってきます
料金・開館時間
- 観覧料は一般310円(240円)、学生210円(160円)、高校生以下は無料
- ( )内は20名以上の団体割引料金です
- この料金で「美術館のコレクション」もあわせて見られます。企画展を見る場合は企画展チケットが必要です
- 障害者手帳等(アプリ含む)をお持ちの方および付き添いの方1名は観覧無料
- 毎月第3日曜の「家庭の日」(9月20日、10月18日、11月15日、12月20日)は団体割引料金で観覧できます
- 開館時間は9:30から17:00まで(入館は16:30まで)
- 休館日は月曜日(ただし9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)はのぞく)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)
- 関連プログラムとして、出品作家の水野勝規氏によるアーティストトークが10月17日(土)午後2時から1時間程度、柳原義達記念館の展示室内で行われます(展示室に入るため観覧券が必要)
最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
三重県立美術館は津市大谷町にあり、津駅(近鉄・JR)西口から徒歩約10分。津駅西口1番のりばから三重交通バスに乗って約2分、「美術館前」で降りれば徒歩約1分です。伊勢自動車道の津インターチェンジからは車で約10分、駐車場は約130台分あります。館内には2025年4月にオープンしたレストラン「pecorino en terrasse(ペコリーノアンテラス)」があり、庭に面した空間で食事や休憩ができます。営業時間は11:00〜17:00、定休日は月曜日(祝休日にあたる場合は翌平日)と年末年始です。9月26日からは1階企画展示室で「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」が始まっており、12月13日までは柳原義達記念館とあわせて回れます。
まとめ
「Y² project 水野勝規 刻まれるとき、揺らぐかたち」は、柳原義達記念館という場所の性格を、映像作家の目を通してもう一度考え直す試みです。会期は2026年9月1日から12月27日まで。一般310円という料金で、新作映像を含む水野勝規の仕事と柳原義達の彫刻・素描を、同じ空間で行き来しながら見られます。揺らぎながら刻まれる世界の姿に、時間をかけて目を向けてみてください。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
三重県立美術館
〒514-0007 三重県津市大谷町11
津市にある三重県立美術館。江戸中期の「奇想の絵師」曽我蕭白のダイナミックな襖絵や、ルノワール、ダリ、シャガールなどの西洋美術、柳原義達の彫刻コレクションを所蔵。
美術館の詳細・アクセスを見る →三重県立美術館のその他の企画展
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