山口県立萩美術館・浦上記念館:実業家が愛した浮世絵と東洋陶磁が集う、萩の美術館
萩市出身の実業家・浦上敏朗が蒐集した浮世絵版画・東洋陶磁のコレクションをもとに1996年開館。葛飾北斎や歌川広重ら浮世絵の名品を核とする、国内屈指の専門美術館。
はじめに:一人の実業家が守り抜いた、浮世絵と陶磁の至宝
山口県立萩美術館・浦上記念館は、萩市出身の実業家・浦上敏朗が長年にわたり蒐集してきた浮世絵版画や東洋陶磁のコレクションをもとに、1996年(平成8年)に開館した美術館です。葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿ら浮世絵の巨匠たちの名品を数万点規模で所蔵しており、浮世絵専門の美術館としては国内でも有数の規模を誇ります。
時代背景:一人のコレクターの情熱が結実した、萩の美の殿堂
浦上敏朗は、実業家として成功を収める傍ら、浮世絵版画と中国・朝鮮・日本の陶磁器を生涯にわたり蒐集し続けました。その膨大なコレクションを一括して郷里・萩に寄贈したことで、萩焼で知られる陶芸の町にもう一つの美の拠点が誕生し、浮世絵と陶磁という異なる分野を横断する独自性の高い美術館が実現しました。
3つの見どころ
- 浮世絵版画コレクション: 北斎「冨嶽三十六景」をはじめ、歌麿、広重ら浮世絵の巨匠たちの名品を、企画展を通じて公開しています。
- 東洋陶磁コレクション: 中国・朝鮮・日本の陶磁器を幅広く収蔵し、東アジアのやきものの歴史を通覧できます。
- 萩焼の町・萩の散策: 城下町の風情を残す萩の町並みや、萩焼の窯元とあわせて訪れることができます。
施設情報・アクセス
- 住所: 〒758-0074 山口県萩市平安古町586-1
- アクセス: JR「東萩駅」より徒歩約20分、または車で約5分
- 開館時間: 9:00~17:00(入場は16:30まで)
- 休館日: 月曜日(祝日・休日は開館)、年末年始、展示替え期間
