すみだ北斎美術館:北斎が生まれた町・両国で、90年の画業をたどる

すみだ北斎美術館:北斎が生まれた町・両国で、90年の画業をたどる

美術館

葛飾北斎の生誕地・墨田区に2016年開館。妹島和世設計の鏡のような建築の中で、「冨嶽三十六景」から肉筆画まで、世界のHOKUSAIの生涯をたどれます。

はじめに:北斎生誕の地に建つ美術館

すみだ北斎美術館は、2016年(平成28年)に東京・両国に開館した葛飾北斎専門の美術館です。北斎は現在の墨田区にあたる本所割下水の周辺で生まれ、90年の生涯のほとんどをこの一帯で過ごしました。生誕地のすぐそばの緑町公園に建つこの美術館は、地域ぐるみで「世界のHOKUSAI」を発信する拠点となっています。

建築とコレクション:妹島和世のアルミの箱

設計はプリツカー賞受賞建築家・妹島和世。淡く風景を映すアルミパネルの外壁にスリット状の切れ込みが入った建物は、下町の街並みに溶け込みながらも強い存在感を放ちます。コレクションの柱は、北斎研究者ピーター・モースの旧蔵品と楢崎宗重コレクション。「冨嶽三十六景」の代表作から摺物、肉筆画まで、北斎の全画業を体系的に収蔵しています。

3つの見どころ

  • 常設展示室の北斎アトリエ再現模型: 晩年の北斎と娘・応為が暮らした長屋の一室を等身大で再現。散らかった部屋で絵を描き続ける北斎の姿は必見です。
  • 「隅田川両岸景色図巻」: 長らく所在不明だった北斎の肉筆絵巻で、同館収蔵の目玉のひとつです。
  • タッチパネルで見る全作品: 常設展はデジタル展示が充実しており、版画の摺りの工程なども体験的に学べます。

施設情報・アクセス

  • 住所: 東京都墨田区亀沢2-7-2
  • アクセス: 都営大江戸線「両国」駅から徒歩5分、JR総武線「両国」駅から徒歩9分
  • 開館時間: 9:30~17:30(入館は17:00まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休)、年末年始