板橋区立美術館:江戸狩野派と「池袋モンパルナス」、23区初の区立美術館の尖った企画力
1979年開館、東京23区初の区立美術館。江戸狩野派などの近世絵画と前衛美術「池袋モンパルナス」の二本柱に、ボローニャ国際絵本原画展でも知られる個性派です。
はじめに:小さくても全国区の企画力
板橋区立美術館は、1979年(昭和54年)に開館した、東京23区で最初の区立美術館です。規模は決して大きくありませんが、「江戸文化シリーズ」をはじめとする切り口の鋭い企画展で全国の美術ファンを呼び寄せてきた、知る人ぞ知る名館。2019年には改修を終えてリニューアルオープンしました。
コレクション:狩野派と前衛、二つの顔
コレクションの柱は二つあります。ひとつは江戸狩野派を中心とする近世絵画。江戸の御用絵師たちの実力を再評価する展覧会を長年続け、狩野派研究の拠点となってきました。もうひとつは、昭和戦前期に池袋周辺のアトリエ村に集った前衛画家たち、いわゆる「池袋モンパルナス」の作品群です。また、毎夏開催される「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は、世界の絵本イラストレーションの最前線に触れられる恒例企画として定着しています。
3つの見どころ
- 江戸文化シリーズ: 狩野派や江戸の絵師たちをユニークな視点で紹介する名物企画。江戸絵画ファン必見です。
- 池袋モンパルナスの画家たち: 寺田政明ら、アトリエ村の熱気を伝える前衛絵画のコレクションです。
- ボローニャ国際絵本原画展: 毎年夏の風物詩。世界中の絵本原画が一堂に会します。
施設情報・アクセス
- 住所: 東京都板橋区赤塚5-34-27
- アクセス: 都営三田線「西高島平」駅から徒歩約13分
- 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始