美術史美術館(ウィーン):ブリューゲルの「バベルの塔」に出会う、ハプスブルク家の宝庫
ハプスブルク家のコレクションを核に1891年開館したウィーンの美術館。ピーテル・ブリューゲルの油彩画世界最大のコレクションを誇り、「バベルの塔」など幻想的な傑作が並びます。
はじめに:ハプスブルク家が守り抜いた至宝
美術史美術館は、オーストリア・ウィーンで1891年に開館した美術館です。数世紀にわたりヨーロッパに君臨したハプスブルク家が蒐集してきた美術品を公開するために建てられ、豪華な宮殿建築の内部には、皇帝たちの審美眼が息づいています。
コレクション:ブリューゲルの世界最大コレクション
収蔵品の中でも際立つのが、フランドルの画家ピーテル・ブリューゲル(父)の油彩画コレクションで、現存する彼の油彩画約40点のうち12点をここで見ることができ、世界最大の規模を誇ります。奇想と幻想に満ちたブリューゲルの世界観を、これほどまとまった形で味わえる場所は他にありません。
3つの見どころ
- ブリューゲル「バベルの塔」: 天まで届こうとする巨大な塔を、緻密な筆致で描いた幻想的な傑作です。
- ブリューゲル「雪中の狩人」: 雪に覆われた村を見下ろす狩人たちの姿を描いた、季節画の最高峰とされる一枚です。
- アルチンボルド「夏」: 野菜や果物を組み合わせて人の顔を表現した、奇想天外な肖像画です。
施設情報・アクセス
- 所在地: オーストリア・ウィーン(Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien)
- アクセス: ウィーン地下鉄U2・U3線「Volkstheater」駅から徒歩約5分
- 開館時間: 10:00~18:00(木曜は21:00まで)
- 休館日: 月曜日(夏季を除く)
代表作ギャラリー



作品画像はパブリックドメイン(出典: Wikimedia Commons)