田能村直入と近代京都の南画—自然のアンビエンス
- 会期
- 2026年10月3日 〜 2026年11月29日
- 会場
- 京都文化博物館
- 所要時間
- 45分〜60分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒604-8183 京都府京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1
- 公式サイト
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京都市中京区の京都文化博物館で、2026年10月3日(土)から11月29日(日)まで、総合展示「田能村直入と近代京都の南画—自然のアンビエンス」が開催されています。会場は2階総合展示室です。明治29年(1896)に京都で設立趣旨が公表された日本南画協会と、協会を牽引した田能村直入(1814〜1907)に光をあて、京都府コレクションを中心に近代京都で展開した南画の世界を紹介します。所要時間の目安は45分〜60分。
「田能村直入と近代京都の南画」はどんな展覧会?
明治29(1896)年12月、京都において日本南画協会の設立趣旨が公表され、田能村直入や富岡鉄斎をはじめ、京都を代表する南画家25名により、翌年正式に同協会が結成されました。協会は大会の開催や機関誌の刊行を通じて南画の普及に努め、やがて会員数は三千名を超え、全国へと広がる大きな組織へ発展していきます。南画は、中国文化への憧れを背景に、江戸時代以降の日本で育まれた絵画のひとつで、山水や花鳥を主題とし、画家の心象を描く「写意」の精神を基調とします。俗世から距離を置き、自然の気配に身をゆだねるようにして描かれた作品には、「アンビエンス(空間の響き)」ともいうべき広がりが認められる、というのが本展の見立てです。令和8(2026)・令和9(2027)年は、日本南画協会の設立趣旨発表および結成から130年、さらに直入の没後120年にあたります。
主な展示内容・注目の作品
- 田能村直入《春日閑居》(田能村直入旧蔵『清人画帖』より)明治18(1885)年、京都府(京都文化博物館管理)
- 田能村直入《嵐山春景・滝野川秋景》明治17(1884)年、京都市美術館
- 田能村直入《松鶴遐齢図》明治21(1888)年、京都府(京都文化博物館管理)
- 谷口藹山《山水図》明治21(1888)年、京都府(京都文化博物館管理)
- 平尾竹霞《丹山僊館図》明治26(1893)年、京都府(京都文化博物館管理)
- 奥田天門(秋園)《清水雨餘・銀閣雪霽》明治28(1895)年、株式会社 古美術瀬戸
- 内海吉堂《百花花鳥図》明治29(1896)年、京都・本法寺
- 富岡鉄斎《懸崖蘭》明治42(1909)年、京都府(京都文化博物館管理)
- 『日本南画協会会報』第4集 明治32(1899)年、個人蔵
「田能村直入と近代京都の南画」の見どころ3選
- もうひとつの近代京都日本画史が見えること。幕末から明治期の京都の美術界は「一時南宗画(南画)に拠つて代表されていた」とも言われ、「写生」を重んじる円山四条派の展開と並び立つ流れとして南画があったことを、作品でたどれます
- 田能村直入の画業をまとまって見られること。《嵐山春景・滝野川秋景》や《松鶴遐齢図》など、明治10年代から20年代の作が並びます
- 協会という「組織」の側面まで扱うこと。『日本南画協会会報』のような資料もあわせて並び、会員三千名規模へ広がった運動の実像に触れられます
料金・開館時間
- 入場料は一般600円(480円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
- ( )内は20名以上の団体料金です
- この料金で3階フィルムシアターも観覧できます(ただし催事により別途料金が必要な場合があります)
- 開室時間は10:00〜19:30(入場は19:00まで)
- 休館日は月曜日(ただし、10月12日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日
- 会期中、10月7日(水)と11月8日(日)の各14:00から、学芸員によるギャラリートーク(1時間程度)が展示室内で行われます。事前申込不要・参加費無料で、当日の入場者が対象です
最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
京都文化博物館は京都市中京区高倉通り三条上るにあり、地下鉄烏丸御池駅5番出口から三条通りを東へ徒歩3分、阪急烏丸駅16番出口から高倉通りを北へ徒歩7分です。市バス「堺町御池」からは徒歩2分、京阪三条駅からは三条通りを西へ徒歩15分。隣接する別館は、辰野金吾とその弟子・長野宇平治が設計し明治39年(1906)に竣工した日本銀行京都支店の建物で、昭和44年(1969)に国の重要文化財に指定されました。三条通を中心とする「界わい景観整備地区」の景観重要建築物として保存公開されています。館内の「ろうじ店舗」には前田珈琲 文博店やくろちく 文博店、ミュージアムショップ Ququl などが入っているので、鑑賞の前後に休憩をとれます。なお本展の会期は、4・3階で開かれる特別展「寛永 太平がはぐくむ美」(11月15日まで)と重なります。
まとめ
「田能村直入と近代京都の南画—自然のアンビエンス」は、2026年10月3日(土)から11月29日(日)まで、京都文化博物館2階総合展示室で開催されます。一般600円で、直入をはじめ日本南画協会で重要な役割を果たした画家たちの作品と資料に向き合える展示です。円山四条派の「写生」とは別の道をたどった近代京都の絵画を、山水と花鳥の画面から確かめてみてください。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
京都文化博物館
〒604-8183 京都府京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1
四条烏丸の中心部に建つ、京都の歴史と文化を紹介する総合博物館。重要文化財の別館(旧日本銀行京都支店)や、江戸期の町並みを再現した「ろうじ店舗」もあわせて楽しめます。
美術館の詳細・アクセスを見る →京都文化博物館のその他の企画展
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