THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦

開催予定
会期
2026年12月5日 〜 2027年1月31日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒510-1233 三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町1450
混雑状況
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三重県菰野町のパラミタミュージアムで、2026年12月5日(土)から2027年1月31日(日)まで、「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」が開催されます。明治以降に衰退していった浮世絵木版画の技術を再興し、「新版画」を提唱して世に広めた版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の仕事を、美人画、風景画、役者絵、花鳥画から紹介する展覧会です。「新版画」の精神を受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力により、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版が並びます。所要時間の目安は60分〜90分。

THE 新版画展はどんな展覧会?

明治以降、西洋の写真や印刷技術が広まるなかで、浮世絵木版画は次第に衰退していきました。伝統的な木版技術の再興と、より高い芸術性をめざし、単なる再現ではない新しい時代の浮世絵木版画「新版画」を提唱したのが渡邊庄三郎です。庄三郎は鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用し、絵師・彫師・摺師による伝統木版画の協業体制を踏襲しつつ、高品質な材料を用いて、それまでにない複雑かつ華麗な彩色や「ざら摺り」など、手摺りならではの技法を駆使しました。本展は、色あせない新版画の魅力を伝えるとともに、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡を示します。新版画誕生のきっかけとなった外国人画家の作品も紹介されます。

主な展示内容・注目の作品

  • 美人画:伊東深水ら
  • 風景画:川瀬巴水、笠松紫浪ら
  • 役者絵:山村耕花、名取春仙ら
  • 花鳥画:小原祥邨、高橋弘明(松亭)
  • 公式サイトに図版が掲載されている作品:伊東深水《眉墨》昭和3(1928)年、平野白峰《対鏡(鏡の前)》昭和7(1932)年、川瀬巴水《上州法師温泉》昭和8(1933)年、山村耕花《七代目松本幸四郎の関守関兵衛》大正8(1919)年、小早川清《舞踏》昭和9(1934)年、高橋弘明(松亭)《白猫》大正15(1926)年
  • 外国人画家の作品として、フリッツ・カペラリ《鏡の前の女》大正4(1915)年、チャールズ・W・バートレット《インドの絹商人》大正5(1916)年の図版も掲載されています(掲載画像はすべて渡邊木版美術画舗版、株式会社渡邊木版美術画舗蔵)

THE 新版画展の見どころ3選

  • 初摺の渡邊版。残存数が少ない初摺を、版元の系譜を引く渡邊木版美術画舗の協力で見られる点が本展の核です
  • 手摺りの技法。複雑かつ華麗な彩色や「ざら摺り」など、印刷では出せない木版ならではの表情に注目できます。12月13日(日)14:00〜15:30には、渡邊木版美術画舗の専属摺師・林勇介さんによる「新版画 摺りの実演」があり、解説は同社代表取締役の渡邊章一郎さんです(参加無料・要入館券)
  • 出発点としての外国人画家。カペラリやバートレットら、新版画誕生のきっかけとなった画家の作品から、日本の絵師たちによる展開へと流れをたどれます。12月12日(土)14:00〜15:30には渡邊章一郎さんの記念講演会「新版画の誕生とその魅力」も開かれます(参加無料・要入館券)

料金・開館時間

  • 入館料は一般1,000円(4枚セット3,000円)、大学生800円、高校生500円、中学生以下は無料。学生は学生証・生徒手帳を持参します
  • 障害者手帳を提示すると無料(ミライロIDも可)
  • 13名以上は団体料金で、一般750円、大学生700円、高校生400円
  • 開館時間は9:30〜17:30(入館は17:00まで)
  • 会期中の休館日は12月28日(月)から1月1日(金・祝)まで
  • 会期前の11月30日(月)から12月4日(金)は展示替えのため1階のみ開館です

最新情報は公式サイトで確認してください。

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パラミタミュージアムは、鈴鹿山脈を背景とする三重県菰野町に2003年に開館しました。池田満寿夫の陶彫《般若心経シリーズ》をはじめとするコレクションを持ち、美術館に併設されたパラミタガーデンでは鈴鹿山麓に植生する山野草が彩る里山を散策できます。電車では近鉄湯の山線「大羽根園駅」から湯の山温泉方面へ300m、車では東名阪「四日市IC」から湯の山方面へ約6.5km、新名神「菰野IC」から約4kmで、無料駐車場があります。

まとめ

「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」は、浮世絵木版画の新時代を切り開いた版元の仕事を、貴重な初摺の渡邊版でたどる展覧会です。会期は2026年12月5日から2027年1月31日までで、12月28日から1月1日は休館。摺りの実演や記念講演会の日に合わせて訪れると、木版の工程にも理解が深まります。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

パラミタミュージアム

パラミタミュージアム

〒510-1233 三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町1450

岡田文化財団が運営する三重県菰野町のミュージアム。「般若心経」をテーマにした池田満寿夫の陶彫作品を中心に、日本画・洋画から萬古焼まで幅広く収蔵し、美しい日本庭園でも知られる。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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