三井記念美術館:日本橋の重厚な三井本館で見る、応挙「雪松図」と茶道具の名品

三井記念美術館:日本橋の重厚な三井本館で見る、応挙「雪松図」と茶道具の名品

美術館

三井家が300年にわたり伝えてきた美術品約4000点を収蔵。国宝・円山応挙「雪松図屏風」や名茶碗の数々を、昭和初期の名建築・三井本館7階で公開しています。

はじめに:豪商・三井家の伝来品を受け継ぐ

三井記念美術館は、江戸時代以来の豪商・三井家に伝わった美術工芸品を保存公開するため、2005年(平成17年)に東京・日本橋で開館した美術館です。収蔵品は約4000点。国宝6点、重要文化財を多数含み、江戸の豪商文化と数寄の伝統をいまに伝えています。会場となる三井本館は1929年(昭和4年)竣工のアメリカ古典主義様式の重厚な建築で、それ自体が重要文化財です。

コレクション:茶の湯の美と円山応挙

コレクションの中心は茶道具です。国宝の志野茶碗「卯花墻(うのはながき)」は、日本で焼かれた茶碗で国宝に指定されたわずか2碗のうちの1碗。そして冬の風物詩となっているのが、国宝・円山応挙「雪松図屏風」の公開です。雪の白を紙の地色で表し、金泥の空気の中に松を浮かび上がらせた応挙の代表作は、新春の日本橋の定番となっています。

3つの見どころ

  • 国宝「雪松図屏風」: 円山応挙の最高傑作。例年、年末年始の時期に公開されるのが恒例です。
  • 国宝・志野茶碗「卯花墻」: 桃山の茶陶の到達点。歪みと白釉の景色をじっくり味わいたい名碗です。
  • 重要文化財・三井本館: コリント式の大柱が並ぶ銀行建築の傑作。7階の美術館へ上がるまでの空間も見どころです。

施設情報・アクセス

  • 住所: 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
  • アクセス: 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結
  • 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、展示替え期間