ヤマザキマザック美術館:名古屋で旅する300年のフランス美術、ガレの部屋も圧巻
工作機械メーカーが2010年に名古屋で開いた美術館。ロココから20世紀まで約300年のフランス絵画と、エミール・ガレのアール・ヌーヴォー工芸・家具を体系的に楽しめます。
はじめに:ものづくり企業が捧げる美への敬意
ヤマザキマザック美術館は、2010年(平成22年)に名古屋・新栄で開館した美術館です。設立したのは世界的な工作機械メーカーのヤマザキマザック。「ものづくりの原点は美にある」という理念のもと、創業家が収集してきたフランス美術を公開しています。地下鉄駅直結のビル内という便利さも魅力です。
コレクション:ロココからエコール・ド・パリまで
絵画コレクションは18世紀ロココから20世紀まで、フランス美術300年の流れを一望できる構成が特徴です。ブーシェやヴィジェ・ルブランらの華やかな18世紀絵画から、ドラクロワ、クールベ、印象派、ボナールやヴュイヤール、そしてエコール・ド・パリへ。美術史の教科書をそのまま歩くような体験ができます。もうひとつの柱がアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレのガラス工芸と家具で、シャンデリアの灯る展示室に暮らしの美術として展示されています。
3つの見どころ
- 18世紀フランス絵画: 国内では珍しいロココ絵画のまとまったコレクション。宮廷文化の香りを味わえます。
- ガレの工芸と家具: ガラスだけでなく家具まで揃うガレの部屋は、アール・ヌーヴォー好きの聖地です。
- 額縁まで含めた空間演出: 絵画は当時様式の額に収められ、壁の色や照明まで時代の雰囲気で統一されています。
施設情報・アクセス
- 住所: 愛知県名古屋市東区葵1-19-30
- アクセス: 地下鉄東山線「新栄町」駅直結
- 開館時間: 10:00~17:30(土日祝は17:00まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始