特別展 唐物誕生 ―茶の湯デザインの源流をさぐる

特別展 唐物誕生 ―茶の湯デザインの源流をさぐる

開催予定
会期
2026年11月3日2026年12月13日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
混雑状況
泉屋博古館東京の公式X(@SenOkuTokyoXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

東京・六本木の泉屋博古館東京で、2026年11月3日(火・祝)から12月13日(日)まで、「特別展 唐物誕生 ―茶の湯デザインの源流をさぐる」が開催されます。茶の湯で珍重された大陸の文物「唐物」(からもの)が誕生する過程を、はるか中国古代にまでさかのぼってたどる展覧会です。会期は前期が11月3日(火・祝)〜11月23日(月・祝)、後期が11月25日(水)〜12月13日(日)の2期で、一部の作品は前期か後期のどちらかだけの展示です。所要時間の目安は60分〜90分。

唐物誕生展はどんな展覧会?

公式サイトが掲げる言葉は「茶の湯デザインの3000年史」です。中世の日本では、大陸との交流のなかで喫茶の風習がもたらされ、やがて「茶の湯」として独自の伝統文化が形づくられていきました。喫茶に用いる道具や喫茶の場を彩る道具には「唐物」とよばれる大陸の文物が珍重され、当時の人々の価値観や美意識による選別を経て、いわゆる「名物」として評価されるものも登場します。

本展は、胡銅(古銅)とよばれる花入を切り口に、金工品、陶磁器、漆工など素材を越えた共通性に着目しながら、茶の湯デザインを東アジア文化史のなかに位置づけ直そうとするものです。これまで未解明であった胡銅の鋳造技術にせまる特集コーナーも設けられ、最新の研究成果もあわせて紹介されます。主催は公益財団法人泉屋博古館と毎日新聞社、特別協力は一般財団法人今日庵 茶道資料館と芦屋釜の里です。

2025年10月のプレスリリースでは、展示構成の予定として「第1章:いにしえへのあこがれ」「第2章:規範の形成──宋元時代の喫茶文化と文物」「第3章:日中交易と喫茶文化の伝来」「第4章:君台観左右帳記の時代」「第5章:そして利休へ」の5章が示されています。殷周時代の青銅器から始まり、宋元時代の文物、日本中世の交易、足利将軍家の「東山御物」を経て千利休の時代へと進む流れです。

主な展示内容・注目の作品

  • 《鼎父己尊》殷後期(前11世紀)泉屋博古館。住友コレクションの中国古代青銅器
  • 《古銅象耳花入 銘キネナリ》元時代・14世紀 泉屋博古館東京
  • 国宝 伝閻次平《秋野牧牛図》南宋時代(13世紀)泉屋博古館
  • 《文琳茶入 銘若草》南宋〜元時代・13〜14世紀 泉屋博古館東京
  • チラシの表紙を飾る《胡銅桃尻花入》中国・明 個人蔵
  • 国宝《青磁鳳凰耳花入 銘万声》中国・南宋 和泉市久保惣記念美術館、《雲龍釜》日本・室町 漢陽寺
  • 前期展示:国宝《玳玻散花文天目茶碗》中国・南宋 相国寺、重要文化財(伝)牧谿「遠浦帰帆図」中国・南宋 京都国立博物館
  • 後期展示:重要文化財《青磁輪花茶碗 銘馬蝗絆》中国・南宋 東京国立博物館所蔵

唐物誕生展の見どころ3選

  • 中国古代青銅器と茶の湯の名品が同じ空間に並ぶこと。住友コレクションの青銅器と、国宝・重要文化財をふくむ茶道具や絵画をあわせて見ることで、花入のかたちや文様がどこから来たのかを目で確かめられます。チラシは「茶の湯に受け継がれた中国古代のDNA」と表現しています
  • 金工品への注目。プレスリリースは、普段はあまり注目されない茶の湯のなかの金工品を重点的に取り上げると説明しています。胡銅花入の鋳造技術にせまる特集コーナーも、その延長にあります
  • 三者の共同研究にもとづく展覧会であること。プレスリリースによれば、泉屋博古館と茶道資料館、芦屋釜の里の三者のコラボによる初の展覧会です

料金・開館時間

  • 入館料は一般1,500円、学生800円、18歳以下無料。学生と18歳以下の方は証明書を提示します
  • 20名以上の団体割引料金は一般1,300円、学生700円
  • 障がい者手帳等を提示した方は無料(チラシでは本人および同伴者1名まで無料)
  • 会期中2回目の来館時に本展の半券を提示すると、1名1回限り半額。ぐるっとパス2026、泉屋博古館東京年間パスポートも利用できます
  • 入館のための事前予約は行っていません。入館券はオンラインチケット(日時指定なし)を除き、館の受付で販売されます。チラシによると、公式オンラインチケットでは前売券が2026年9月14日から11月2日まで販売されます
  • 開館時間は午前11時〜午後6時。金曜日は午後7時まで開館(最終入館は閉館30分前まで)
  • 休館日は月曜日(11月23日は開館)、11月24日(火)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

泉屋博古館東京へは、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅の北改札正面、泉ガーデン1F出口から屋外エスカレーターで徒歩3分。日比谷線「神谷町」駅4b出口、銀座線・南北線「溜池山王」駅13番出口からはそれぞれ徒歩10分です。館内には「HARIO CAFE 泉屋博古館東京店」があり、営業時間は11:00〜18:00。チラシの案内図には、近隣の施設として大倉集古館、菊池寛実記念 智美術館、サントリーホールが載っています。チラシには関連プログラムとして、初日の11月3日(火・祝)14:00〜15:00の講演会「胡銅の茶の湯文化史」(要事前申込・要観覧券)、11月29日(日)14:00〜17:00の記念シンポジウム「日本伝統文化と中国金工品」(同)も掲載されています。予約制のイベントは10月19日(月)正午から館のホームページで受付開始の予定です。

まとめ

「特別展 唐物誕生 ―茶の湯デザインの源流をさぐる」は、茶の湯の道具を、殷周の青銅器にまでさかのぼる東アジアの造形の流れのなかでとらえ直す展覧会です。会期は2026年11月3日から12月13日まで。前期は11月23日まで、後期は11月25日からで、国宝《玳玻散花文天目茶碗》は前期、重要文化財《青磁輪花茶碗 銘馬蝗絆》は後期の展示です。目当ての作品がある場合は、展示期間を確かめてから出かけてください。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

泉屋博古館東京

泉屋博古館東京

〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1

住友家が代々収集した美術品「住友コレクション」を公開する京都・泉屋博古館の東京館。2022年リニューアル。近代絵画や茶道具、モネまで、落ち着いた空間で味わえます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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