水石/類推の山-大和田良写真展

水石/類推の山-大和田良写真展

開催中
会期
2026年10月24日 〜 2026年11月29日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
混雑状況
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さいたま市北区のさいたま市大宮盆栽美術館で、2026年10月24日(土)から11月29日(日)まで、企画展「水石/類推の山-大和田良写真展」が開催されています。会場は館内の企画展示室です。写真家・大和田良が、自然石の形や肌理のなかに山水や草庵、人影などを見いだす「水石」に眼差しを向け、石と自然風景を組み合わせた写真で「見立て」の美学を探る展覧会です。所要時間の目安は、盆栽庭園やコレクションギャラリーとあわせて60分〜90分。

水石/類推の山-大和田良写真展はどんな展覧会?

大和田良は2011年、同館の写真作品展シリーズ第1回「盆栽×写真vol.1 大和田良写真展」で、館所蔵の盆栽を撮影した〈FORM―SCENERY SEEN THROUGH BONSAI―〉を発表しました。盆栽の姿に雄大で厳かな風景を見いだしたその試みを経て、本展では水石を主題にしています。

公式の紹介によれば、水石の文化は単なる縮景や外形の類似ではなく、観察と想像の往還によって小さな物質から広大な空間をひらく営みに支えられています。大和田は石に刻まれた微細な起伏や亀裂をたどり、自然風景と組み合わせることで、可視と不可視を結ぶ「類推」の働きを写真に探ります。実景の稜線が石のエッジと重なり、石の亀裂から巨大な断崖が立ち現れる。レンズを介して両者の輪郭が侵食し合うとき、スケールは揺らぎ、風景の起点は判別できなくなる、と館は説明しています。

思考の補助線となったのは、フランスの作家ルネ・ドーマル(1908~1944)の未完の小説『類推の山』です。世界の中心にそびえる不可視の山の至高点を目指す8人の男女の旅を描いたシュルレアリスム冒険小説で、通常の知覚から隠され、特殊な条件でのみ到達できる神秘の山という設定が、水石をめぐる見立ての構造と響き合うものとして紹介されています。

主な展示内容・注目の作品

  • 大和田良が水石を撮影し、自然風景と組み合わせた写真作品
  • 作家は1978年仙台市生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業し、同大学院メディアアート専攻を修了。2005年にスイス・エリゼ美術館「reGeneration. 50 Photographers of Tomorrow」に選出され、2011年に日本写真協会賞新人賞を受賞しています
  • 盆栽、ワイン、剥製、活字、植物など多様な対象の背景にある歴史や美意識をすくい上げてきた写真家が、今回は石という対象に取り組みます
  • 個々の出品作品名や点数は、公式ページには掲載されていません

水石/類推の山-大和田良写真展の見どころ3選

  • 盆栽美術館で見る水石の写真。盆栽とともに鑑賞されてきた水石の「見立て」の文化を、写真というもう一つの視点から見直す構成です
  • 2011年の「盆栽×写真vol.1」から続く、作家と館の関係。盆栽を撮った写真家が、次に石へ向かうという流れをたどれます
  • 関連プログラム。大和田良によるギャラリートークが10月25日(日)と11月15日(日)の各日13:30から企画展示室で行われます(当日有効の観覧券を用意してロビーに集合、事前申込不要)。11月1日(日)14:00~15:30には『類推の山』の翻訳者・巖谷國士による講演会「『類推の山』とは何か」が2階講座室で開かれます(定員40人、無料、10月13日(火)正午からさいたま市生涯学習情報システムで先着順受付、事前の利用登録が必要)

料金・開館時間

  • 観覧料は一般310円(200円)、高大生・65歳以上の方150円(100円)、小中学生100円(50円)
  • ( )内は20名以上の団体料金です
  • 障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
  • 観覧券は当日受付で購入します。日時指定の予約制ではありません
  • 開館時間は10月が9:00〜16:30、11月が9:00〜16:00。入館は閉館の30分前まで
  • 休館日は木曜日

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

館内では企画展のほか、コレクションギャラリーと盆栽庭園も見られます。コレクションギャラリーでは盆栽を季節に合わせて週替わりで紹介し、盆栽庭園には常に約60点の盆栽が並びます。庭園は大宮盆栽村の開村100周年を迎えるにあたって令和7年3月に改修され、池の一部を盆栽を水面に映す鏡面池としてデザインしています。ロビーや2階テラスからも盆栽を眺められます。美術館はJR宇都宮線「土呂駅」東口から徒歩5分、東武アーバンパークライン「大宮公園駅」から徒歩10分です。

まとめ

企画展「水石/類推の山-大和田良写真展」は、2026年10月24日から11月29日まで、さいたま市大宮盆栽美術館の企画展示室で開催されます。石のなかに山を見る水石の「見立て」と、ドーマルの小説『類推の山』を手がかりに、写真家・大和田良がスケールの揺らぐ風景を写し出します。館内の盆栽庭園やコレクションギャラリーとあわせて、盆栽と水石の文化に触れる半日の行き先として計画できます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

さいたま市大宮盆栽美術館

さいたま市大宮盆栽美術館

〒331-0804 埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3

関東大震災を機に盆栽業者たちが移住して形成された「大宮盆栽村」の伝統を受け継ぎ、2010年開館。盆栽を生きた芸術作品として鑑賞する、世界初の公立盆栽美術館。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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