水滸伝

水滸伝

開催中
会期
2026年9月19日 〜 2026年11月8日終了まであと9日
所要時間
90分〜120分(当サイトによる目安)
所在地
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1(東京駅丸の内北口)
混雑状況
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東京駅丸の内北口の東京ステーションギャラリーで、2026年9月19日(土)から11月8日(日)まで、「水滸伝」が開催されています。中国四大奇書の一つとされる『水滸伝』に着想を得た作品とともに、物語が生まれた時代背景や世界観を、美術と資料を通して紹介する展覧会です。北宋〜清の多彩な中国美術、および江戸〜現代にいたるまでの日本美術を多角的に展観します。会期中、一部作品の展示替えがおこなわれます。所要時間の目安は90分〜120分。

水滸伝はどんな展覧会?

『水滸伝』は北宋時代の史実をもとに成立した小説で、12世紀、徽宗[きそう]皇帝の治世を舞台に、腐敗した政権に不満を抱いた宋江[そうこう]率いる108人の豪傑が梁山泊[りょうざんぱく]に集うという物語です。日本に伝わった『水滸伝』は江戸時代に一大ブームを巻き起こし、オリジナルとは違った新たな物語や表現が生み出されていきました。曲亭馬琴は葛飾北斎の挿絵で『新編水滸画伝』を出版し、さらにその日本版ともいえる『南総里見八犬伝』を著しています。歌川国芳が描いた豪傑たちの錦絵は、彼の出世作としてよく知られています。

展示は5つの章で構成されます。第1章「梁山泊へようこそ」、第2章「豪傑たちの生きた時代」、第3章「武侠小説・水滸伝の誕生と流行」、第4章「拡張する英雄像」、第5章「忠義のゆくえ」。中国における『水滸伝』誕生の背景から、日本における流行、そしてイメージの多層化までを順に追う構成です。

主な展示内容・注目の作品

  • 第1章では、歌川国芳の出世作「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」を展示。この連作は現在74枚が確認されており、本展ではそのすべてを一挙公開します(作品保護のため照度を下げて展示)。《九紋龍史進 跳澗虎陳達》《小李広花栄》《花和尚魯知深初名魯達》など、いずれも江戸時代(19世紀)、個人蔵
  • 第2章では、重要文化財 趙浙《清明上河図》明時代・万暦5年(1577)、林原美術館【会期中場面替えあり】、燕文貴《江山楼観図》北宋時代(10〜11世紀)、大阪市立美術館(阿部コレクション)【会期中場面替えあり】、《青磁 水仙盆》汝窯、北宋時代(11世紀末〜12世紀初)、大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)
  • 北宋の書は展示期間が分かれます。黄庭堅=9/19〜10/2、米芾=10/3〜10/25、蘇軾=10/14〜11/8。重要文化財 米芾《草書帖》北宋時代・紹聖4年(1097)〜元符2年(1099)、大阪市立美術館(武居巧氏寄贈)は10/3〜10/25の展示
  • 第3章では、『忠義水滸全伝』明時代末(17世紀)、東京大学東洋文化研究所【会期中ページ替えあり】、《水滸前本》清時代・嘉慶年間(18〜19世紀)、海の見える杜美術館、夢英《十八体篆書碑》台東区立書道博物館
  • 第4章では、曲亭馬琴作・葛飾北斎画『新編水滸画伝』初編 巻之十、江戸時代・文化4年(1807)刊、浦上蒼穹堂、歌川国芳《狂画水滸伝豪傑一百八人 十番続之内壱》文政10年(1827)頃、卍斎田蝶《水滸伝浪切張順刺子半纏》其角堂コレクション
  • 第5章では、白髪一雄《天魁星呼保義》1964年、京都国立近代美術館、さいとう・たかを《『水滸伝』原画》1996年、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の衣裳、小林勇輝のパフォーマンス
  • 仇英(款)《九成宮図》明時代(16世紀)、大阪市立美術館(阿部コレクション)【会期中場面替えあり】

水滸伝の見どころ3選

  • 国芳の連作74枚がそろうこと。「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」は現在74枚が確認されており、その全点が一度に並びます。筋骨たくましい好漢たちが画面いっぱいに躍動する国芳の出世作を、まとめて見られる機会です
  • 物語の背景となった北宋文化の名品。汝窯の《青磁 水仙盆》や燕文貴《江山楼観図》、黄庭堅・米芾・蘇軾の書が並び、繁栄と不穏が交錯する北宋時代末期の世界をたどれます。書は3件で展示期間が異なるため、目当てがあるなら日程の確認が要ります
  • 現代までの広がりを扱う第5章。白髪一雄のアクション・ペインティング、さいとう・たかをの漫画原画、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の衣裳などを通して、忠義や抵抗という主題がどう変容してきたかを見せます

料金・開館時間

  • 入館料は一般(当日)1,600円、高校・大学生(当日)1,100円。中学生以下無料
  • 障がい者手帳等持参の方は一般1,100円、高校・大学生900円(ともに介添者1名は無料)
  • 前売料金は一般1,400円、高校・大学生900円でしたが、販売期間は8月1日〜9月18日のオンラインチケットのみで、すでに終了しています
  • 入館チケットはオンラインチケット(www.e-tix.jp/ejrcf_gallery/)と東京ステーションギャラリー1階入口で販売されています。日時指定の事前購入制ではありませんが、事前にオンラインチケットを購入しておくと入館がスムーズです
  • サービス券や会員証の提示で割引を希望する場合は、美術館でチケットを購入してください(混雑時は入館を待つ場合があります)
  • 開館時間は10:00〜18:00。金曜日は20:00まで開館、入館は閉館30分前まで
  • 休館日は月曜日[ただし9/21、10/12、11/2は開館]、10/13(火)
  • 音声ガイドは700円(税込)、所要時間約25分。ナビゲーターは亀梨和也さん。スマートフォン専用のシステムで、イヤホンまたはヘッドホンの持参が必要です(館でのレンタルや販売はありません)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット

東京ステーションギャラリーは東京駅丸の内北口の改札前にあり、所在地は東京都千代田区丸の内1-9-1です。JR東京駅丸の内北口ドームの中に入ると、左手が美術館の入口になります。東京メトロ丸ノ内線「東京」駅からは約3分、東西線「大手町」駅からは約5分、千代田線「二重橋前」駅からは約7分。駅舎の中の美術館なので、新幹線や在来線の待ち時間に立ち寄ることもでき、見終わったあとはそのまま丸の内側の街歩きにつなげられます。

まとめ

「水滸伝」は、中国で生まれた物語が日本でどのように受け取られ、姿を変えていったかを、美術と資料からたどる展覧会です。会期は2026年9月19日から11月8日まで。本展は大阪市立美術館(開館90周年記念特別展として2026年7月11日〜9月6日に開催、閉幕済み)からの巡回展です。歌川国芳の連作74枚の一挙公開と、北宋時代の名品が並ぶ第2章が展示の軸になります。会期中に書の入れ替えや場面替えがあるため、公式サイトの展示期間を確認してから出かけるとよいでしょう。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

東京ステーションギャラリー

東京ステーションギャラリー

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1(東京駅丸の内北口)

辰野金吾設計・重要文化財の東京駅丸の内駅舎内にある美術館。創建時の赤レンガがむき出しの展示室で、近代美術から建築・デザインまで意欲的な企画展を開催します。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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