エル・グレコ《受胎告知》 よみがえる色彩の輝き

エル・グレコ《受胎告知》 よみがえる色彩の輝き

開催中
会期
2026年4月25日2027年3月28日
所要時間
90分〜120分(当サイトによる目安)
所在地
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
混雑状況
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大原美術館で2026年4月25日から2027年3月28日まで開催される、修復を終えたエル・グレコ《受胎告知》の成果を見せる展示です。プラド美術館の修復士を招いて2025年7月に実施された、約60年ぶりの修復の前後を見比べられます。展示室では修復前・修復中の実寸大の複製パネルが本物と並び、1922年の購入・1923年の公開当時の資料もあわせて紹介されます。会場は本館3室で、所要時間の目安は、大原美術館全体をまわって90分〜120分。大原美術館の入館券でそのまま観覧できます。

「エル・グレコ《受胎告知》 よみがえる色彩の輝き」はどんな展覧会?

本展は、クラレグループ100周年事業の一環として、2025年7月に一般財団法人クラレ財団の助成を受けて実施した、大原芸術財団が所蔵するエル・グレコ《受胎告知》の修復成果を展示するものです。修復を経て、エル・グレコが描いた当初の姿にかぎりなく近い状態へとよみがえった《受胎告知》を見られるだけでなく、今回おこなった修復作業の詳細を伝えることで、絵画修復という仕事そのものも紹介します。修復にあたったのは、プラド美術館で絵画修復士として活躍するエバ・マルティネス(Eva María Martínez Morales)氏。スペイン・イタリアの近世絵画を専門とし、エル・グレコ作品への深い見識を持つ修復士です。

この作品が日本にやってきてから、1959年に「修復を行った」という記録が一度だけありますが、どのような修復がなされたかの記録は残っておらず、本格的な修復作業としては今回が初めてといってよい、と美術館は説明しています。財団の研究員・学芸員と修復士が作品を前に状態を確認し、意見交換を行った上で「エル・グレコが描いた当初の姿に限りなく近い状態へ戻す」という方針を立て、蓄積された表層の汚れや後世の加筆・修復箇所を除去しました。あわせて、1922年にパリのベルネーム・ジュヌ画廊で洋画家・児島虎次郎が大原孫三郎の経済的支援を得て購入し、1923年に倉敷で公開して以降、100年を超えて日本の人々に愛されてきた一枚であることを伝えるため、購入・公開当初の資料も展示されます。

主な展示内容・注目の作品

  • エル・グレコ《受胎告知》(1590年頃-1603年):深い闇が渦巻くなか、閃光とともに舞い降りる聖霊の鳩、そして緊張感あふれる面持ちで相対する天使と聖母という、劇的な情景として描かれた作品です。
  • 修復前・修復中の実寸大の複製パネル:本物のとなりに同じ大きさの複製が置かれ、汚れや後世の加筆が除かれる前後の違いをその場で見比べられます。
  • 購入・公開当初の資料:1922年の購入と1923年の倉敷での公開当時の資料が並び、この絵が日本に招来されたときの衝撃と、その後の受容をたどれます。
  • 絵画修復という仕事の紹介:作業の方針や工程が展示で説明され、修復士の仕事そのものを知る内容になっています。
  • 修復工程の記録映像:エバ・マルティネス氏による修復作業の様子がYouTubeで公開されています。

「エル・グレコ《受胎告知》 よみがえる色彩の輝き」の見どころ3選

  • 約60年ぶりの修復の前と後を並べて見られる:実寸大の複製パネルが用意されているため、色彩がどう変わったかを記憶ではなくその場の比較で確かめられます。
  • 戦前から日本にあった唯一のエル・グレコの油彩画:本作は、戦前から日本に存在した唯一のエル・グレコの油彩画として、1923年にこの地で公開されて以降、人々に親しまれてきた作品です。
  • 1年近い長い会期:2026年4月25日から2027年3月28日までと会期が長く、旅の日程を組みやすいのも利点です。

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大原美術館は倉敷美観地区の中心にあり、JR山陽本線 倉敷駅から徒歩15分です。入館券は本館・工芸/東洋館・児島虎次郎記念館の3館共通で、各館の入口でスタッフが押印する方式のため、押印されていない館は当日でなく別の日でも利用でき、有効期限もありません(分館は長期休館中)。ミュージアムショップは館内店と本店の2か所で、本店は10:00〜17:15(12月〜2月は10:00〜16:00)。美術館の向かいには大原孫三郎の私邸として1928年に建てられた有隣荘があり、通常は非公開ですが、特別公開の期間だけ邸内を見学できます。

まとめ

会期は2027年3月28日まで。休館日は毎週月曜日で、祝日・振替休日と重なった場合は開館し、8月は無休です(臨時休館あり)。開館時間は3月〜11月が9:00〜17:00(最終入館16:30)、12月〜2月が9:00〜15:00(最終入館14:30)と季節で変わるので、冬に訪ねる場合は特に注意してください。児島虎次郎記念館だけは3月〜11月が10:00〜16:00、12月〜2月が10:00〜15:00です。入館料は一般2,000円、高校・中学・小学生(18歳未満)500円、未就学児無料で、公式は「団体料金はありません」と明記しています。倉敷市民や市内にお勤めの方などは特別割引料金1,900円(一般のみ、証明証の提示が必要)です。本展は大原美術館の入館券でそのまま観覧できます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

大原美術館

大原美術館

〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15

岡山県倉敷市の美観地区に位置する、ギリシャ神殿風の美しい美術館。エル・グレコの『受胎告知』やモネの『睡蓮』など、驚くべき世界的名画がこの小さな街に集結しています。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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