特別展「源氏物語 王朝のかがやき」(東京会場)
- 会期
- 2027年1月19日 〜 2027年3月14日
- 会場
- 東京国立博物館
- 所要時間
- 90分〜140分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 東京国立博物館の公式X(@TNM_PR)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
『源氏物語』は千年にわたって読み継がれ、そのあいだ絶えず絵に描かれ、工芸の意匠に取り込まれてきました。物語そのものだけでなく、それを受け取った人々がどう形にしてきたかという長い連なりが、日本美術の大きな流れの一つを作っています。特別展「源氏物語 王朝のかがやき」は、東京国立博物館と京都国立博物館という二つの国立博物館が総力を挙げて臨む展覧会です。京都会場に続いて、東京国立博物館の平成館で開かれます。
本展の中心となるのは、国宝「源氏物語絵巻」です。平安時代に描かれ、現存するものとしては最古級の源氏絵として知られる作品で、複数の場面が出品されます。ごく限られた場面しか残っていないうえ、保存の都合から公開の機会もきわめて少ない作品です。あわせて、室町時代の源氏画帖、江戸時代の絵巻、そして浮世絵まで、時代ごとに姿を変えてきた源氏絵が並びます。同じ場面が時代によってどう描き分けられてきたかを追えるのが、この展覧会の構成の妙です。
東京会場では、とりわけ浮世絵を中心とした展示に厚みがあります。江戸の町人たちにとっての『源氏物語』は、宮廷文学というより、着物の柄や芝居、見立て絵を通して親しむ身近な物語でした。平安の絵巻から江戸の版画まで並ぶことで、高貴な物語がどのように広がり、日常の中に溶け込んでいったのかが見えてきます。物語の受け止め方そのものの変化を、絵を通してたどれる構成です。原文を読んだことがなくても十分に楽しめる展覧会ですが、あらすじだけでも頭に入れて訪ねると、画面の中の人物関係がぐっとわかりやすくなります。光源氏と女君たちの関わり、そして季節の移ろいという二つの軸を頭に置いておくと、画面の中で何が起きているのかが読み取りやすくなります。
見どころ
- 国宝「源氏物語絵巻」の複数場面 平安時代の絵巻がまとまって見られる貴重な機会です。剥落や退色が進んだ画面ですが、だからこそ残された色と線の力に引き込まれます。人物の顔を線だけで描く「引目鉤鼻」の表現や、屋根を取り払って室内を見せる「吹抜屋台」といった約束事も、実物で見ると納得がいきます。
- 時代を追って変わる源氏絵 室町の画帖、江戸の絵巻、そして浮世絵まで、同じ物語がそれぞれの時代の美意識で描き直されていく過程をたどれます。
- 東京会場ならではの浮世絵の充実 京都会場とは構成が異なり、東京会場は浮世絵を中心とした展示が特徴です。両方を訪ねた方にとっても、見え方の違う展覧会になります。宮廷の物語が庶民の娯楽へと姿を変えていくさまが、江戸の版画を通してはっきりと伝わってきます。
開催概要
- 会場 東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
- 会期 2027年1月19日(火)から3月14日(日)まで
- 休館日 月曜日。ただし2027年2月22日(月)は開館します
- 開館時間 9時30分から17時まで。入館は閉館の30分前まで
- 観覧料 公式サイトのチケット情報のページで案内されます
絵巻や画帖は一場面ずつ読み解きたくなるうえ、出品点数も多くなります。所要時間の目安は90分〜140分。「源氏物語絵巻」の前は列ができることも予想されるため、時間には余裕を持って訪ねてください。作品保護のため会期中に展示替えが行われることが多い展覧会でもあります。お目当ての場面がある方は、公式サイトの出品リストで公開期間を確認してから日程を決めるとよいでしょう。上野公園には他にも大きな美術館が集まっていますが、この展覧会だけで半日近くかかると考えておくと安心です。冬の終わりから春先にかけての開催で、上野公園の桜が咲きはじめる頃に会期の終盤を迎えます。散策とあわせて訪ねるのもよいでしょう。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
東京国立博物館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
1872年創立、日本で最も歴史ある博物館。国宝89件、重要文化財648件を含む約12万件の収蔵品は圧巻。日本美術の教科書的存在として、縄文から近代までの日本文化の真髄を体験できます。
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