舟越直木 見えないものに形をあたえる ―舟越家から生まれたもうひとりの異才―

舟越直木 見えないものに形をあたえる ―舟越家から生まれたもうひとりの異才―

開催予定
会期
2026年12月5日 〜 2027年2月7日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
混雑状況
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渋谷区立松濤美術館で、2026年12月5日(土)から2027年2月7日(日)まで、「舟越直木 見えないものに形をあたえる ―舟越家から生まれたもうひとりの異才―」が開催されます。彫刻と絵画の間を自在に行き来した舟越直木(1953–2017)の、未発表の初期作品から絶筆に近い最晩年の作品まで、その全貌を初めて紹介する展覧会です。所要時間の目安は60分〜90分。

舟越直木展はどんな展覧会?

舟越直木(1953–2017)は東京生まれ。父の舟越保武(1912–2002)、2歳上の兄の桂(1951–2024)はともに具象彫刻家であり、彼らに続くように制作の道に入りました。東京造形大学絵画科を卒業後、初期には平面作品を発表しますが、1980年代後半から抽象彫刻も多く手がけるようになり、彫刻と絵画の間を自在に行き来し、形式にとらわれない制作を展開します。

自分の中にある「おぼろげなもの」、聞こえてくる「声」に対して形をあたえようともがき続けた作品は、建造物あるいは生物の脚や触手を思わせる不定形な形態から、雫やハート型や球体など、思いがけない変化を遂げていきました。記念碑性、永遠性が志向される創造の場において、かつてあった時間、気配、想いなど、とらえがたいものたちにこそ場所をあたえようとした姿勢は、一種の反逆性をも帯びていたのかもしれません。2000年代になると人間存在を追求するかのような独特のドローイング作品、立体作品を生み出しますが、2017年に病を得て64歳で亡くなりました。直木は生涯、無所属で発表を続け、孤高の存在でありつつも一部で熱狂的なファンを獲得していました。まもなく没後10年となる現在、その全貌を初めて紹介する貴重な機会となる展覧会です。

主な展示内容・注目の作品

  • 舟越直木《Drawing》2006年、アクリル・カラースプレイ、紙、個人蔵(撮影:江崎義一)
  • 未発表の初期作品
  • 東京造形大学絵画科の卒業後に発表した初期の平面作品
  • 1980年代後半から手がけた抽象彫刻。建造物あるいは生物の脚や触手を思わせる不定形な形態から、雫やハート型や球体へと変化していきます
  • 2000年代の独特のドローイング作品と立体作品
  • 絶筆に近い最晩年の作品

舟越直木展の見どころ3選

  • 全貌を初めてまとめて見られること。生涯無所属で発表を続けた作家の、未発表の初期作品から最晩年の作品までが一度に並びます
  • 彫刻と絵画を行き来した制作の軌跡。折々であるテーマに集中的に取り組みつつ変容を重ね、一歩ずつ歩みを進めていた姿が、作品の並びから見えてきます
  • 関連イベント。2027年1月24日(日)午後4時からの記念トークイベント「舟越直木という存在―人間を語る―」には舟越家(舟越苗子氏・姉、末盛春彦氏・甥、ほか)が出演し、1月31日(日)午後3時からは当館学芸員・平泉千枝による特別講座「舟越直木という現象」が開かれます(いずれも地下2階ホール、無料、要入館料、定員70名。トークイベントは要事前申込で、往復はがきまたは申込フォームから1通1名まで、応募者多数の場合は抽選、締切は2027年1月5日(火)必着。特別講座は先着順で当日直接会場へ)

料金・開館時間

  • 入館料は一般1000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)
  • ( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料です
  • 土・日曜日及び祝・休日は小中学生無料。毎週金曜日は渋谷区民無料。障がい者及び付き添いの方1名は無料
  • 入館料の支払いは現金及びハチペイ(渋谷区キャッシュレス決済アプリ)のみです
  • 開館時間は特別展期間中は午前10時〜午後6時(金曜のみ午後8時まで)。最終入館は閉館30分前まで
  • 休館日は月曜日(1月11日は開館)、1月12日(火)、年末年始(12月29日〜1月3日)
  • 日時指定の予約は必要ありません
  • 学芸員によるギャラリートークは2026年12月13日(日)、2027年1月9日(土)、1月15日(金)の各日午後2時から約40分(無料、要入館料、事前申込不要)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット

松濤美術館は東京都渋谷区松濤2-14-14にあり、京王井の頭線の神泉駅から徒歩5分、JR・東急電鉄・東京メトロの渋谷駅から徒歩15分です。ハチ公バス「松濤美術館入口」または「東大前」からは徒歩2分。建物は白井晟一の設計で、会期中の金曜(2026年12月11日・18日・25日、2027年1月8日・15日・22日・29日、2月5日)午後6時から職員が館内を案内する建築ツアーが約40分行われます(無料、要入館料、各回定員約20名、事前申込不要)。館内にレストランやカフェはないため、休憩は周辺の飲食店を利用することになります。

まとめ

「舟越直木 見えないものに形をあたえる ―舟越家から生まれたもうひとりの異才―」は、舟越保武を父に、舟越桂を兄に持ちながら、無所属で独自の制作を続けた作家の全貌を初めて紹介する展覧会です。会期は2026年12月5日から2027年2月7日まで、入館料は一般1000円。没後10年を前にした機会に、彫刻と絵画の境を行き来した仕事をたどれます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

渋谷区立松濤美術館

渋谷区立松濤美術館

〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14

1981年開館。哲学の建築家・白井晟一が設計した花崗岩の建物は、中央の吹き抜けに噴水を配した瞑想的な空間。閑静な松濤の住宅街で個性的な企画展を開き続けています。

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