川崎市岡本太郎美術館:生田緑地の森にそびえる「母の塔」、爆発する芸術の原点へ
川崎市出身の岡本太郎が作品を故郷に寄贈したことから1999年開館。生田緑地の自然の中、高さ30mの「母の塔」を目印に、太郎芸術の全貌に触れられます。
はじめに:岡本太郎、故郷への贈り物
川崎市岡本太郎美術館は、1999年(平成11年)に川崎市多摩区の生田緑地内に開館した美術館です。川崎市で生まれた岡本太郎が、1991年に代表作を含む作品群を故郷の川崎市へ寄贈したことがきっかけとなりました。「芸術は爆発だ!」の言葉で知られる太郎の絵画・彫刻・写真など約1800点を核に、その思想までも体感できる美術館です。
コレクション:太郎と、両親の物語
「傷ましき腕」(再制作)など初期の前衛絵画から、原色がぶつかり合う戦後の代表作、ユーモラスな彫刻まで、岡本太郎の全時期をカバーします。あわせて、漫画家の父・岡本一平、歌人で小説家の母・岡本かの子という異色の芸術一家の資料も収蔵。太郎という「爆発」がどんな土壌から生まれたのかをたどることができます。
3つの見どころ
- シンボルタワー「母の塔」: 高さ30m。「大地に深く根ざした大樹」と「豊かな母の姿」をイメージした、美術館のシンボルです。
- 体感型の展示空間: 太郎の芸術は「見る」より「ぶつかる」もの。原色の絵画と奇怪な彫刻が迫ってくる展示構成です。
- 生田緑地の自然: 枡形山の雑木林に囲まれ、散策とセットで楽しめます。縄文に心を撃たれた太郎にふさわしいロケーションです。
施設情報・アクセス
- 住所: 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5(生田緑地内)
- アクセス: 小田急線「向ヶ丘遊園」駅から徒歩約17分
- 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始
