絵画から大衆メディアへ 柳瀬正夢と真鍋博の挑戦

絵画から大衆メディアへ 柳瀬正夢と真鍋博の挑戦

開催中
会期
2026年10月10日 〜 2026年12月13日
所要時間
40分〜60分(当サイトによる目安)
所在地
〒790-0007 愛媛県松山市堀之内
混雑状況
Xで来場者の反応を見る(いずれも別のタブで開きます)

松山市の愛媛県美術館で、2026年10月10日(土)から12月13日(日)まで、コレクション展Ⅲ「絵画から大衆メディアへ 柳瀬正夢と真鍋博の挑戦」が開催されています。会場は本館2階の常設展示室1・2です。愛媛県美術館のコレクションを代表する画家、柳瀬正夢(1900-1945)と真鍋博(1932-2000)のグラフィックメディア作品を通して、二人の共通点とその後の対照的な軌跡に焦点を当てます。所要時間の目安は40分〜60分。

絵画から大衆メディアへはどんな展覧会?

柳瀬正夢と真鍋博は、ともに油彩画からキャリアをスタートさせましたが、やがて時代と対峙(たいじ)する中で、より直接的に大衆へ届く「漫画」へと表現の舞台を移します。本展は、愛媛県美術館が所蔵する二人のグラフィックメディアのコレクションを活用し、キャンバスを飛び出し鋭い社会風刺を試みた二人の共通点と、その後の対照的な軌跡——油彩へ回帰した柳瀬と、イラストレーションへと拡張した真鍋——に焦点を当てる構成です。彼らはなぜ漫画を描き、そこに何を託したのか。それぞれの生きた時代背景とともにひもときます。本展の各種グラフィックは、四国中央市・松山市を拠点とするデザイン事務所Smells good company(スメルズグッドカンパニー)が手掛けています。

主な展示内容・注目の作品

  • 柳瀬正夢《崖と草》1921年、《底の復報》1922年
  • 柳瀬正夢《蝸牛角上の争い足元は忘れて》1930年、《うはべは仲よく》1934年
  • 柳瀬正夢《Kの像》1934年、《仮面》1936年
  • 真鍋博《廃馬のある室内》1955年、《六災図(旱ばつ)》1956年
  • 真鍋博《寝台と十字架/ユリイカ》1958年、《動物園/ユリイカ》1959年
  • 真鍋博《図書新聞/図書新聞社 「混虫記」/寄政虫》、《真鍋博の昆虫記/中央公論社 絵蛾》1976年
  • 関連イベントは予約不要で、フリーワークボード「わたしの昆虫記」(会期中随時)、ギャラリートーク(10月31日(土)14:00〜15:00)、オンラインレクチャー/展示室LIVE(11月13日(金)19:00〜19:15)、トークイベント「揺るがすデザイン」(11月29日(日)14:00〜15:00)が行われます

絵画から大衆メディアへの見どころ3選

  • 油彩から漫画へという共通の転回。1921年の《崖と草》のような油彩と、1930年代に描かれた風刺漫画を同じ会場で見比べられます
  • その後に分かれていく二人の道。油彩へ回帰した柳瀬と、イラストレーションへ拡張した真鍋という対照が、展示の焦点に据えられています
  • 会場グラフィック。大衆メディアを主題とする展覧会にふさわしく、Smells good companyによるグラフィックが展示を包みます

料金・開館時間

  • 観覧料は一般340円(270円)、高大生230円(180円)。( )内は20名以上の団体料金です
  • この料金で同時開催の「コレクション・ハイライト」も観覧できます
  • 「ジミー大西展」「Mozu ミニチュア展」のチケットをお持ちの方は、当日に限り本展も観覧できます
  • 中学生以下、満65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
  • 開館時間は9:40〜18:00(入場時間:17:30まで)
  • 休館日は10月13日(火)、10月19日(月)、10月26日(月)、11月4日(水)、11月9日(月)、11月16日(月)、11月24日(火)、11月30日(月)、12月8日(火)
  • 日時指定予約の案内はありません。コレクション展のチケットはオンラインでも販売されています

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

愛媛県美術館は松山市堀之内の城山公園内にあります。JR松山駅前から道後温泉行きまたは松山市駅前行きの市内電車で7分、「南堀端(愛媛県美術館前)」で下車して徒歩3分。松山空港からは車で約15分です。西館1階のカフェ「the park M's coffee」は11:00〜17:00の営業で、エスプレッソのドリンクを中心にフードメニューやデザートもそろい、テラス席からは松山城をながめられます。本館1階のミュージアムショップ(9:40〜18:00)では所蔵作品集や所蔵品ポストカード、過去の展覧会図録などを販売しています。同じ時期には本館1階でジミー大西「ホームタウン」愛媛展(11月8日まで)、11月21日からはMozuミニチュア展2も始まるため、あわせて観覧する計画も立てられます。城山公園内に美術館専用の駐車場はないため、公共交通機関での来館が案内されています。

まとめ

コレクション展Ⅲ「絵画から大衆メディアへ 柳瀬正夢と真鍋博の挑戦」は、愛媛県美術館の所蔵品から柳瀬正夢と真鍋博のグラフィックメディア作品を集め、油彩から漫画へ向かった二人の道行きとその後の分岐をたどる展示です。会期は2026年10月10日から12月13日まで。一般340円で、同時開催のコレクション・ハイライトもあわせて観覧できます。キャンバスの外へ出た絵が、新聞や雑誌の紙面で何をしようとしたのかを確かめてみてください。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

愛媛県美術館

愛媛県美術館

〒790-0007 愛媛県松山市堀之内

松山市の中心部、松山城址の城山公園内にある愛媛県美術館。モネ「アンティーブ岬」などの印象派洋画や、杉浦非水など日本近代デザインの先駆者の作品を美しい自然の中で楽しめます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

愛媛県美術館のその他の企画展

中国・四国で開催中・開催予定の企画展