熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏

熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏

開催予定
会期
2026年10月9日2026年11月29日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸2
混雑状況
熊本県立美術館の公式X(@kumamoto_kenbiXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

熊本市の熊本県立美術館で、2026年10月9日(金)から11月29日(日)まで、特別展「熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏」が開催されます。会場は本館 第1展示室です。開館50周年の節目に熊本の仏像にスポットを当て、同館の調査研究の成果にもとづいて厳選した仏像彫刻の名品を一堂に集める展覧会。あわせて、中世の肥後と深い関係にある京都の国宝仏が、同館として初めて特別公開されます。会期は前期と後期に分かれ、一部作品の展示替えがあります。所要時間の目安は60分〜90分。

仏像 国宝×肥後仏はどんな展覧会?

熊本県立美術館は、昭和51年(1976)の開館から間もない頃より、県内の寺社に伝わる資料の調査を続けてきました。その調査で明らかになったのは、歴史を越えて受け継がれ、信仰を集めてきた熊本の知られざる仏像と、時代に応じて形を変えてきた祈りの様相です。本展はその成果をもとに、くまもとの仏像彫刻を地域、時代ともに網羅的に取り上げます。公式の出品リストによると、構成は「プロローグ 仏像、肥後へ 細川護立コレクションと熊本の渡来仏」「第1章 古代の肥後 祈りのはじまり」「第2章 平安時代後期 在地領主の造像」「第3章 鎌倉時代 西遷する人とほとけ」「特別公開 国宝 木造准胝観音菩薩立像 肥後定慶のみほとけ」「第4章 南北朝~室町時代 多様化する信仰と様式」「第5章 祈りの危機と美術館の調査事業」。出品予定は57件です。平成28年熊本地震から10年の今年、公式ページは7月28日に再び大地震に見舞われたことにも触れ、災害のたびに行われてきた文化財レスキューと、仏像を守り継いできた人々の思いにも目を向けてほしいとしています。

主な展示内容・注目の作品

  • 国宝 肥後定慶作《木造准胝観音菩薩立像》鎌倉時代 貞応3年(1224)、京都・大報恩寺蔵(通期展示)
  • 国指定重要文化財《石造菩薩半跏像》中国・南北朝時代(北魏)(6世紀)、東京・永青文庫蔵
  • 熊本県指定文化財《木造地蔵菩薩立像》平安時代(9世紀)、山鹿市・康平寺蔵。前期のみの展示です
  • 国指定重要文化財 実明作《木造阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像》鎌倉時代 寛喜元年(1229)、湯前町・明導寺蔵、浄心寺(城泉寺)阿弥陀堂安置
  • 熊本市指定有形文化財 元竺作《木造千手観音菩薩立像》室町時代 大永2年(1522)、熊本市・立福寺跡観音堂蔵
  • 《銅造不動明王・毘沙門天脇侍懸仏》室町時代 応永16年(1409)、人吉市・青井阿蘇神社蔵

仏像 国宝×肥後仏の見どころ3選

  • 京都の国宝仏の特別公開。肥後定慶作《木造准胝観音菩薩立像》は通期で展示されます。出品リストの同じ章には、大報恩寺所蔵で国宝の印が付いた経典類も載っており、『准胝陀羅尼経』が巻替え、『馬頭念誦儀軌』下が前期、『如意心陀羅尼呪経』が後期の展示です
  • 国指定重要文化財、熊本県指定重要文化財をはじめ、肥後を象徴する仏像が県内各地から集まること。出品リストには、あさぎり町、人吉市、多良木町、山江村、美里町、宇土市、玉名市、阿蘇市、南小国町など、県内各地の寺社や堂の所蔵先が並びます
  • 最終章は「祈りの危機と美術館の調査事業」と題されています。公式の概要によると、災害のたびに県内外の関係者が連携して文化財レスキューが行われ、同館などの調査成果が被災状況の把握に役立てられてきました。仏像を通して歴史の奥深さと、未来へ引き継ぐことの大切さを知ってほしいというのが本展のねらいです

料金・開館時間

  • 観覧料(当日券)は一般1,500円、大学生1,000円
  • 前売・団体券は一般1,400円、大学生900円。団体は20名以上です。前売券は10月8日(木)まで、熊本県立美術館、県内の熊日販売センター、熊日プレイガイド、Kkday、イープラスで販売されています
  • 同時開催の「細川・美術館コレクション3」との同時購入割引は一般1,400円、大学生900円。会期中の開館日に本館の窓口で購入できます
  • 高校生以下は無料。障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を持つ方も無料です
  • 当日券は本館窓口(開館日のみ)のほか、Kkday、イープラスでも購入できます
  • 会期は前期が10月9日(金)〜11月1日(日)、後期が11月3日(火・祝)〜11月29日(日)
  • 開館時間は9時30分〜17時15分(入館は16時45分まで)
  • 休館日は10月13日(火)・19日(月)、11月2日(月)・9日(月)・16日(月)。10月26日(月)と11月24日(火)は特別開館日です

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

熊本県立美術館本館は熊本城の二の丸にあります。専用の駐車場はなく、最寄りは熊本城二の丸駐車場。熊本駅や熊本桜町バスターミナルからは熊本城周遊バス(しろめぐりん)で「熊本城二の丸駐車場」下車、歩いて3分です。市電なら「熊本城・市役所前」または「花畑町」から歩いて15分。桜の馬場 城彩苑と二の丸駐車場の間には無料シャトルバスも運行しています。地震の影響で一部通行規制が行われているため、公式サイトは来館前の確認を呼びかけています。館内の喫茶室「桜Café」は11時から16時までの営業で、熊本産の食材を使ったランチや、県産茶葉の紅茶がそろいます。本館第2展示室では、10月6日から12月6日まで「細川・美術館コレクション3」が同時開催されます。

まとめ

「熊本地震から10年 仏像 国宝×肥後仏」は、開館50周年を迎えた熊本県立美術館が、長年の調査の成果をもとに熊本の仏像を網羅的に紹介する特別展です。会期は2026年10月9日から11月29日まで。京都・大報恩寺の国宝《木造准胝観音菩薩立像》は通期で展示されますが、康平寺の《木造地蔵菩薩立像》など前期のみの作品もあるため、目当ての像がある場合は出品リストで展示期間を確かめてから出かけると安心です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

熊本県立美術館

熊本県立美術館

〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸2

国の特別史跡・熊本城の二の丸公園内に1976年開館した総合美術館。装飾古墳の実物大展示室を常設するユニークな構成で、古代から現代美術までを幅広く紹介している。

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