内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ

内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ

開催中
会期
2026年10月10日 〜 2027年1月17日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 北浦和公園内
混雑状況
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さいたま市浦和区の埼玉県立近代美術館(MOMAS)で、2026年10月10日(土)から2027年1月17日(日)まで、企画展「内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」が開催されています。会場は2階企画展示室。版画やコラージュを中心に、内間安瑆(1921-2000)と内間俊子(1918-2000)という二人の創作世界を振り返る展覧会で、出品作品は約200点です。所要時間の目安は60分〜90分。

内間安瑆・俊子展はどんな展覧会?

沖縄からアメリカへ渡った両親のもとに生まれた内間安瑆(1921-2000、米国籍)は、1940年に来日し、早稲田大学で建築を学びました。第二次世界大戦後、恩地孝四郎らの創作版画に影響を受けた安瑆は、木版画での抽象表現を追究していきます。帰米後はニューヨークを拠点に制作を続け、1970年代後半、浮世絵の版画技法にもとづく「色面織り」の技法を確立。色鮮やかな〈Forest Byobu 森の屏風〉シリーズで評価を高めました。一方、大連で育った内間俊子(1918-2000、旧姓・青原)は、1935年に神戸へと移住し、小磯良平に絵画を学びます。1950年代初頭に上京すると、瑛九が中心となり結成された前衛的なグループ「デモクラート美術家協会」に参加。久保貞次郎や瀧口修造を知り、抽象的な油彩画や木版画を制作するようになり、1959年に夫の安瑆とともにアメリカへ渡ったのち、後年は詩情あふれるコラージュやアッサンブラージュを制作しました。俊子については、初期から晩年までの軌跡を辿る初めての機会となります。章構成は第Ⅰ部「内間安瑆」(第1章 版画との出会い ―日本時代、第2章 版による空間表現の探究、第3章 色を織る―〈Forest Byobu 森の屏風〉)、第Ⅱ部「内間俊子」(第1章 デモクラート美術家協会の時代、第2章 木版画の時代、第3章 記憶を紡ぐ―コラージュとアッサンブラージュ)、第Ⅲ部「関連作家―戦後日米の芸術家ネットワーク」の3部構成です(会場では展示の順番が異なります)。

主な展示内容・注目の作品

  • 内間安瑆《小さなアパート》1955年(摺り:1956年)、《相撲》1957年、《Ripening》1966年、《In Blue (Dai)》1975年、《Forest Byobu (Shrub Oak-Autumn)》1979年、《Forest Byobu (Cobalt Weave) A》1981年(いずれも個人蔵)
  • 内間俊子《彩のある風景》1954年(油彩、カンヴァス、和歌山県立近代美術館蔵)
  • 内間俊子《愛の讃歌》1957年(摺り:1958年)、《ノクターン》1967年、《Putnam Nail》1979年、《彼女の名はデイジー》1985年、《鳩のいるアパートメント》1986年(いずれも個人蔵)
  • 関連作家として恩地孝四郎、棟方志功、イサム・ノグチ、瑛九、泉茂らの作品
  • 代表作のほか、初期の油彩画やドローイング、版木や書簡等の資料。出品作品は約200点で、会期中に一部展示替えがあります

内間安瑆・俊子展の見どころ3選

  • 二人の全体像に迫る初の大規模な二人展。安瑆については2014年に沖縄県立博物館・美術館で開催された展覧会「色彩と風のシンフォニー/内間安瑆の世界」以来約12年ぶりの回顧展、俊子に関しては生前を通して初めての大規模な回顧展となります
  • 戦後日米の芸術家ネットワーク。安瑆に木版画の道を追究するきっかけをもたらした恩地孝四郎や棟方志功の版画、家族ぐるみの交流があったイサム・ノグチの彫刻、デモクラート美術家協会時代に俊子が知り合った瑛九や泉茂らの作品が並びます
  • 前後期で入れ替わる展示。前期は10月10日〜11月29日、後期は12月1日〜1月17日で、一部の作品が入れ替わります。会期中は岡﨑乾二郎による講演会(1月9日)やレクチャー「内間俊子とその時代」(12月20日)なども予定されています

料金・開館時間

  • 観覧料は一般1,400円(1,120円)、大高生1,120円(900円)
  • ( )内は20名以上の団体料金です
  • 中学生以下と障害者手帳等をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料
  • 企画展観覧券(ぐるっとパスを除く)を持っていると、あわせてMOMASコレクション(1階展示室)も観覧できます
  • 開館時間は10:00〜17:30(展示室への入場は17:00まで)
  • 休館日は月曜日と年末年始(12月29日〜1月3日)。ただし10月12日、11月9日、11月23日、1月11日は開館

最新情報は公式サイトで確認してください。

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埼玉県立近代美術館は北浦和公園の中に建ち、JR京浜東北線・北浦和駅西口から徒歩3分という近さです。公式のプレスリリースによれば、JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まではそれぞれ約35分。館内にはミュージアムショップとレストラン「ミュゼ・ビストロやま」があり、展示を見たあとに休憩できます。専用駐車場はありませんが、提携駐車場「タイムズ埼玉県立近代美術館東」では駐車料金の割引があり、企画展観覧で300円引き、MOMASコレクション観覧で100円引きとなります。1階展示室のMOMASコレクションは9月5日〜11月29日と12月5日〜2027年2月28日の開催で、その期間なら企画展のチケットであわせて回れます(11月30日〜12月4日は企画展のみ)。

まとめ

「内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」は、東京からニューヨークへと移りながら版画とコラージュで独自の世界を築いた二人を、約200点でたどる展覧会です。会期は2026年10月10日から2027年1月17日まで。観覧料は一般1,400円で、MOMASコレクションもあわせて観覧できます。木版画の「色面織り」と、記憶を綴じ合わせるようなコラージュ。その二つの仕事が並ぶ機会は多くありません。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

埼玉県立近代美術館(MOMAS)

埼玉県立近代美術館(MOMAS)

〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 北浦和公園内

さいたま市の北浦和公園にある埼玉県立近代美術館(MOMAS)。黒川紀章が初めて設計した美術館で、巨大格子状の建築が美しく、館内各所に世界の名作デザイナーズチェアが配置されたユニークな空間です。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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