ハンス・ハーケ
- 会期
- 2027年2月6日 〜 2027年5月16日
- 会場
- 東京都現代美術館
- 所要時間
- 80分〜130分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 東京都現代美術館の公式X(@MOT_art_museum)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
ハンス・ハーケは、1960年代のニューヨークで展開されたコンセプチュアル・アートの中心にいた作家です。作品として物を作ることよりも、社会のなかで働いている見えない仕組みを可視化することに、一貫して関心を向けてきました。空気や水の動きを扱った初期の作品から、環境問題、そして美術館を支える企業や政治の力関係を正面から問う作品まで、その仕事は半世紀以上にわたって続いています。本展は、そのハーケにとってアジアで初めてとなる大規模な回顧展です。歴史的な作品やプロジェクトが幅広く紹介され、彼の実践が現在においてどんな意味を持つのかが包括的に示されます。
ハーケの作品には、絵画や彫刻のように「美しいものを見る」という体験は用意されていません。かわりに置かれているのは、資料であったり、統計であったり、来場者自身に問いかけるアンケートであったりします。ある展示では、美術館に作品を寄贈した人物の資産の来歴を調べ上げて並べました。作品を見るということが、そのまま自分たちが立っている制度を見ることになる。心地よい体験とは限りませんが、いったんその視線を手に入れると、美術館の見え方そのものが変わります。作品の前で気持ちよくなって終わるのではなく、帰り道でずっと考え続けることになる。そういう種類の展覧会です。
とはいえ、難解で近寄りがたい作家というわけでもありません。初期の作品には、水が結露し、風が布を揺らすといった、自然の現象をそのまま持ち込んだ美しいものが数多くあります。物理現象を扱う作品と、社会の仕組みを扱う作品。一見かけ離れた二つの系列が、実は「目に見えない力の働きを見えるようにする」という一つの関心でつながっていることが、回顧展というかたちで並べて見るとよくわかります。現代美術に苦手意識のある方も、まずは初期の作品から順に見ていくと、この作家の考え方に自然と入っていけるはずです。
見どころ
- アジア初の大規模回顧展 日本でまとまって紹介される機会がほとんどなかった作家です。半世紀を超える仕事を一度に見渡せる、貴重な機会になります。名前は知っていても実作を見たことがない、という方が多いはずの作家です。
- 初期の現象を扱った作品 水、空気、風といった自然の動きを取り込んだ作品群は、社会的な文脈を知らなくても十分に楽しめます。静かで美しい、見ていて飽きない作品です。
- 制度を問う作品の切れ味 美術館やスポンサー企業、政治権力との関係を扱った作品は、いま見てもまったく古びていません。むしろ現在の状況のほうが、作品に追いついてきたようにも感じられます。誰がその展示を可能にしているのかという問いは、いまなお有効です。
開催概要
- 会場 東京都現代美術館(東京・清澄白河)
- 会期 2027年2月6日(土)から5月16日(日)まで
- 休館日 月曜日を基本としています。祝日と重なる場合の扱いは、公式サイトの開館カレンダーをご確認ください
- 観覧料 公式サイトの展覧会ページで案内されます
- あわせて見たい 同館のコレクション展示も充実しており、一日かけて回れる規模の美術館です
資料性の高い作品が多く、読み込みはじめると時間がいくらでもかかります。所要時間の目安は80分〜130分。テキストを丁寧に追いたい方は、さらに余裕を見ておくとよいでしょう。東京都現代美術館は展示室の天井が高く、面積も広いため、歩く距離そのものが長くなります。歩きやすい靴で出かけることをおすすめします。館内にはカフェやレストラン、充実した図書室もあり、途中で休憩をはさみながら見て回るのに向いた美術館です。会期は三か月を超えるため、混雑を避けるなら開幕直後や会期半ばの平日が狙い目です。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
木場公園に隣接する東京都現代美術館(MOT)は、約6,100点のコレクションを誇る国内最大級の現代美術館。アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、草間彌生など、世界の現代アートを体験できます。
美術館の詳細・アクセスを見る →東京都現代美術館のその他の企画展
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