中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置

中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置

開催予定
会期
2026年11月12日 〜 2027年1月17日開幕まであと13日
所要時間
90分〜120分(当サイトによる目安)
所在地
〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
混雑状況
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水戸市千波町の茨城県近代美術館で、2026年11月12日(木)から2027年1月17日(日)まで、企画展「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」が開催されます。戦後日本を代表する画家・中西夏之(1935-2016)の、没後初の回顧展です。約75点の絵画やオブジェに、ドローイングや写真などの資料を加えて、半世紀におよぶ創作の軌跡を振り返ります。所要時間の目安は90分〜120分。

中西夏之展はどんな展覧会?

中西夏之は東京藝術大学絵画科を卒業後、先鋭的な絵画やオブジェで注目されたのち、高松次郎や赤瀬川原平とともに前衛美術家集団「ハイレッド・センター」を結成し、東京の街中で実験的なパフォーマンスを繰り広げました。その後、舞踏家・土方巽らとの協働を経て、1960年代後半から絵画制作を再開します。「芸術」そのものを問い直した上でたどりついた、画家と絵画の存在する場所についての深い思考に基づき、長い柄の筆で描く独自の手法で、紫や黄緑を基調とする数々の連作を生み出しました。展覧会名は、中西が絵画のありようについて記した言葉そのものです。構成は4章で、第1章「生体と物質の錬金術」では立体、パフォーマンス、舞台美術といったジャンル横断的な実践を、第2章「絵のある場所と絵の形」では1960年代後半以降に「絵」そのものを問い直した作品群を、第3章「無限遠点からの弧線」では画面上に竹弓を取り付けた連作や、宙吊りの揺れる画布に長い柄の筆で描く試みを、第4章「想像的地表にあふれる光」ではインスタレーション〈着陸と着水〉を含む後年の展開を紹介します。

主な展示内容・注目の作品

  • 学生時代の作品《天の岩戸》(初公開)
  • 《韻YS》1959年(個人蔵)、《コンパクト・オブジェ》1962年(国立国際美術館蔵)
  • 《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》1963年/一部 c.1981 再制作。「日本の現代アート100選」にも選定された初期の代表作です
  • 《山頂の石蹴りNo.3》1970年(セゾン現代美術館蔵)、《紫・むらさき XVII》1983年(東京国立近代美術館蔵)
  • 《作品―たとえば波打ち際にて XII》1985年(セゾン現代美術館蔵)、《中央の速い白 XIII》1990年(千葉市美術館蔵)
  • 《背・円-I 05》2005年(個人蔵)、《擦れ違い/S字型還元》2011年(茨城県近代美術館蔵)
  • 《着陸と着水 XIV 五浦海岸》2013年。北茨城市の六角堂をモチーフとする本作は再制作しての展示で、茨城会場のみの出品です
  • 「ハイレッド・センター」のパフォーマンスの写真や資料、土方巽や山海塾らの舞踏における舞台美術の資料

中西夏之展の見どころ3選

  • 作家没後初の本格的な回顧展で、作品約75点、資料200点超が集まります。学生時代の《天の岩戸》から、各地の美術館やコレクターが所蔵する大型連作までを網羅します
  • 茨城会場のみの出品となる大作。1905年に岡倉天心が建立し、東日本大震災で流失した六角堂(北茨城市、2012年再建)をモチーフとする《着陸と着水 XIV 五浦海岸》を再制作して展示します
  • アートフォーラム・コーナー(1階、入場無料)では、長年中西の制作助手をつとめつつ記録撮影も手がけた後藤充氏による写真のスライドショーを展示。7,000点を超えるフィルムとデジタル写真から厳選した約400枚で、創作環境を伝えます

料金・開館時間

  • 入場料は一般1,240(1,130)円、満70歳以上620(560)円、高校生980(820)円、小中生550(420)円
  • ( )内は20名以上の団体料金です
  • 障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等を持参の方および付き添いの方(1名)は無料
  • 11月21日(土)は満70歳以上の方が無料。12月26日、1月2日を除く土曜日は高校生以下が無料。11月13日(金)の茨城県民の日はすべての方の入館料が無料
  • 企画展を観覧すると、同日中に限り所蔵作品展も無料で観覧できます
  • 開館時間は午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
  • 休館日は月曜日。ただし11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館し翌日休館。年末年始(12月29日〜1月1日)は休館です

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

茨城県近代美術館は、日本三名園の一つである偕楽園から続く水戸市千波湖のほとりに、昭和63年10月に開館しました。設計は建築家の吉村順三で、緑青色の銅板葺きの屋根と茶色系の自然石からなる外壁が周囲の景観に調和しています。館内のカフェ&レストラン「Senba PALETTE」は窓から千波湖を望める立地で、食事は10時30分〜17時(ラストオーダー16時)、ドリンクとスイーツは10時30分〜17時(ラストオーダー16時30分)の営業です。アクセスはJR水戸駅南口から徒歩約20分、タクシーで約5分。バスの場合は水戸駅北口8番のりばなどから「払沢方面」「本郷方面」行きに乗り、「文化センター入口」下車、徒歩5分ほどです。

まとめ

「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」は、戦後日本美術を代表する画家の没後初となる本格的な回顧展です。会期は2026年11月12日から2027年1月17日まで。絵画やオブジェ約75点に資料200点超が加わり、茨城会場だけの《着陸と着水 XIV 五浦海岸》も再制作されます。絵はどこに存在するのか、という問いに半世紀を費やした画家の歩みを、千波湖のほとりでたどれます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

茨城県近代美術館

茨城県近代美術館

〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1

水戸市の千波湖のほとりに建つ茨城県近代美術館。日本画の巨匠・横山大観や下村観山をはじめ、モネやルノワールなど、茨城ゆかりのアートと世界の近代美術を収蔵。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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