銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように

銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように

開催中
会期
2026年9月12日2026年11月15日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1(葉山館)
混雑状況
神奈川県立近代美術館の公式X(@kanagawamomaXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

神奈川県葉山町の神奈川県立近代美術館 葉山で、2026年9月12日(土)から11月15日(日)まで、企画展「銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように」が開催されています。会場は葉山館の展示室1、2、3aです。日本の版画史に重要な足跡をのこした銅版画家・駒井哲郎(1920–1976)の没後50年を記念し、初期から晩年までの軌跡をたどります。所要時間の目安は60分〜90分。

銅版画家・駒井哲郎展はどんな展覧会?

駒井哲郎は10代半ばで銅版画と出会い、東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科で学びました。戦後、1951年に《束の間の幻影》により第1回サンパウロ・ビエンナーレで在聖日本人賞を受賞。若い美術家や音楽家などが結成した「実験工房」の活動に参加した後、1954年に渡仏し、ヨーロッパの様々な版画に触れる経験を経て、帰国後は晩年まで詩情あふれる作風で制作を重ねました。詩画集をはじめ文学者らとの協働による仕事にも数多く携わり、『銅版画のマチエール』(1976年)などの著作も残しています。

本展は世田谷美術館の福原義春コレクションを主軸に、これまで紹介する機会の少なかった初期の油彩画や、初公開となる童話『夢を追う子』の挿絵原画などを紹介します。駒井が影響を受けたオディロン・ルドン、長谷川潔、恩地孝四郎といった国内外の作家の作品に加え、銅原版、制作道具、写真などを通して、多岐にわたる創作活動とその人間像に迫る内容です。

主な展示内容・注目の作品

  • 《束の間の幻影》1951年(サンドペーパーによるエッチング、世田谷美術館蔵 福原義春コレクション)
  • 《孤独な鳥》1948年、《Le Rêve(星月夜[夢No.3])》1950年(いずれも世田谷美術館蔵 福原義春コレクション)
  • 油彩の《自画像》1942年(東京藝術大学蔵)、《作品名不詳(河岸風景)》1954年以前(世田谷美術館蔵)
  • 《CONSTELLATION I(星座 Ⅰ)》1971年(モノタイプ、東京都現代美術館蔵)
  • 安東次男(詩)、駒井哲郎(画)《詩画集『人それを呼んで反歌という』よりPL.10「食卓にて、夏の終りに」》1965年(世田谷美術館蔵 福原義春コレクション)
  • 《『夢を追う子』表紙・裏表紙原画》1971年頃、《『新潮』(1972年5月号)表紙原画》1972年(いずれも個人蔵)
  • 《オートスライド「レスピューグ」スライド原画》1953年(千葉市美術館蔵)は10月18日までの展示
  • 恩地孝四郎《ドビュッシー “金色の魚”》1933年(木版、個人蔵・駒井哲郎旧蔵)、駒井哲郎が使った道具(パステル、パレット、型紙など)

銅版画家・駒井哲郎展の見どころ3選

  • 初公開を含む多彩な作品。本展が初公開となる油彩《作品名不詳(河岸風景)》や、童話『夢を追う子』の挿絵原画を含め、初期から晩年までの作品で駒井哲郎の軌跡をたどれます
  • 人間像に迫る展示構成。代表作の版画に加えて、旧蔵作品や銅原版、制作道具、写真などの資料が並び、制作の現場と作家その人に近づけます
  • 影響を受けた作家たちとの並置。オディロン・ルドンや長谷川潔、恩地孝四郎の作品があわせて紹介され、駒井の表現がどこから育ったのかを見比べられます

料金・開館時間

  • 観覧料は一般1,200(1,100)円、20歳未満・学生1,050(950)円、65歳以上600円、高校生100円
  • ( )内は20名以上の団体料金です
  • 中学生以下の方と、障害者手帳等・ミライロIDを提示した方(および介助者原則1名)は無料
  • 無料開館日は10月11日(日)の葉山館開館記念日と、11月3日(火・祝)の文化の日
  • 本展の観覧券で、同日に限りコレクション展「たそかれ、かはたれ―現代美術における“翳”」も観覧できます
  • ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:10月4日、11月1日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上の方を除く)で観覧できます
  • 開館時間は午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日は月曜日(9月21日、10月12日を除く)
  • 関連イベントとして、9月19日(土)に版画家・渡辺達正氏の講演会、10月31日(土)に作家・フランス文学者の堀江敏幸氏の講演会(いずれも午後2時〜3時、葉山館講堂、申し込み不要・参加無料)、9月26日(土)と10月10日(土)に担当学芸員によるギャラリートークがあります

最新情報は公式サイトで確認してください。

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葉山館へは、JR横須賀線「逗子」駅または京浜急行「逗子・葉山」駅から京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」に乗り、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車します(所要時間は約20分・約18分)。彫刻のある庭園、美術図書室、海を望むレストラン「オランジュ・ブルー」、ミュージアムショップは観覧料なしで利用できます。近隣の葉山しおさい公園、山口蓬春記念館とは相互割引があり、葉山館の企画展の有料観覧券の半券(65歳以上券、高校生券を除く)を提示すると、会期中の同日に限り割引料金で入館できます。

まとめ

「銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように」は、駒井哲郎の没後50年を記念する回顧展です。会期は2026年9月12日から11月15日まで。世田谷美術館の福原義春コレクションを軸に、初期の油彩画や初公開の挿絵原画、銅原版や制作道具までがそろい、版画作品だけでは見えにくい作家の全体像をたどれます。一部の作品は10月18日までの展示なので、早めの時期に訪れると見られる作品が増えます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

神奈川県立近代美術館

神奈川県立近代美術館

神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1(葉山館)

1951年に鎌倉で開館した、日本で最初の公立近代美術館。坂倉準三設計の鎌倉館の伝統は、一色海岸を望む葉山館(2003年開館)と鎌倉別館に受け継がれています。

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