セラミックス・ジャパン 戦後日本の陶磁デザイン

セラミックス・ジャパン 戦後日本の陶磁デザイン

開催中
会期
2026年10月24日 〜 2027年1月17日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5
混雑状況
Xで来場者の反応を見る(いずれも別のタブで開きます)

岐阜県多治見市の岐阜県現代陶芸美術館で、2026年10月24日(土)から2027年1月17日(日)まで、特別展「セラミックス・ジャパン 戦後日本の陶磁デザイン」が開催されています。会場はギャラリーⅠです。戦後直後に始まった実験的な試みを起点に、社会や生活文化の変化とともに展開した戦後日本の陶磁デザインの流れを概観する展覧会で、監修は森仁史氏(金沢美術工芸大学柳宗理記念デザイン研究所 元所長)が務めます。所要時間の目安は60分〜90分。

セラミックス・ジャパン展はどんな展覧会?

戦後日本の陶磁器産業は、戦前から培われてきた技術革新やデザイン研究を基盤に、復興期を経て1950~60年代に大きく発展しました。各地の試験場では、素材や成形技術の研究に加えて、新しい生活に対応した製品やデザインの開発が進められます。海外のデザインや、来日した外国人専門家からの刺激も加わり、戦後の暮らしに寄り添う多様な陶磁デザインが生み出されていきました。

高度経済成長期には、住まいの洋風化やLDK型の住居の普及など、暮らしのあり方が大きく変化し、陶磁器にも新たな需要が生まれて、さまざまなデザインの提案が試みられます。本展は、主要産地やメーカーにおけるデザインや技術革新の動向、さらに1990年代以降に広がった手仕事やクラフトへの関心など、時代ごとの潮流にも目を向けながら、現在へと続く日本の多様な陶磁デザインの展開を紹介します。

主な展示内容・注目の作品

公式ページの図版として紹介されている作品です(年号はデザイン年)。

  • スツール(東京クラフト/信楽窯、芳武茂介、1968年、山形県南陽市宮内公民館蔵)
  • 急須・湯呑(葵産業、剣持勇デザイン研究所、1958年、剣持デザイン研究所蔵)
  • G型しょうゆさし(白山陶器、森正洋、1958年、岐阜県現代陶芸美術館蔵)
  • 食器セット「若杉」(ノリタケ、1959年、個人蔵)
  • SPセット(セーエー・クラフト、個人蔵)
  • ぎやまん陶(カネコ小兵製陶所)

セラミックス・ジャパン展の見どころ3選

  • 暮らしの変化と器の関係。住まいの洋風化やLDK型住居の普及といった生活の変化に、陶磁器のデザインがどう応えてきたかをたどれます
  • 試験場・産地・メーカーの視点。各地の試験場での素材や成形技術の研究、主要産地やメーカーの技術革新の動向から、戦後の陶磁デザインを産業の側からも見渡せる構成です
  • 関連プログラムの幅。初日の10月24日(土)14:00からは監修者・森仁史氏による記念講演会「陶磁デザインの過去未来ーいずかたからいずかたへ」(聴講無料・要事前申込)があり、戦後、国際標準の達成から日本的個性の発見へと移り変わっていったデザインの歩みが語られます。ほかに11月21日(土)のワークショップ「加飾でデザイン:美濃のラーメンどんぶり」、12月5日(土)の美濃焼産地・下石をめぐる陶磁器工場ツアー、2027年1月9日(土)の建築ツアー、11月8日(日)と12月20日(日)のギャラリートークが予定されています

料金・開館時間

  • 観覧料は一般1000円(900円)、大学生800円(700円)、高校生以下無料。( )内は20名以上の団体料金です
  • 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方と付き添いの方1名までは無料
  • 開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
  • 休館日は月曜日(11月23日、1月11日の月曜祝日は開館)、11月24日(火)、1月12日(火)、年末年始(12月28日[月]~1月4日[月])
  • 公式ページに日時指定予約の案内はありません

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

岐阜県現代陶芸美術館は、美濃焼の産地・東濃地方の文化と産業の振興のために構想された複合施設「セラミックパークMINO」の中にあります。建物は建築家・磯崎新の設計で、タイルや煉瓦など地元の陶磁器製品が多用されています。施設内には茶室や作陶館、週末のみ営業のレストランもあります。ギャラリーⅡでは12月6日(日)まで「ヤンソン コレクション 受贈記念 ドレスデン ポルツェラン」が開催されており、本展とあわせて見ることができます。JR多治見駅からは東鉄バスやタクシーのほか、土・日・祝日のみ運行の多治見市コミュニティーバス(ききょうバス)で約25分。駐車場は無料です。

まとめ

「セラミックス・ジャパン 戦後日本の陶磁デザイン」は、戦後の実験的な試みから1990年代以降の手仕事への関心まで、日本の陶磁デザインの流れを概観する展覧会です。会期は2026年10月24日から2027年1月17日まで。美濃焼の産地にある陶芸美術館で、毎日の食卓につながる器のデザインの歩みをたどることができます。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

岐阜県現代陶芸美術館

岐阜県現代陶芸美術館

〒507-0801 岐阜県多治見市東町4-2-5

美濃焼の産地・多治見市の複合文化施設「セラミックパークMINO」内に2002年開館。国際陶磁器フェスティバル美濃の会場としても知られ、国内外の現代陶芸を専門に紹介する。

美術館の詳細・アクセスを見る →

岐阜県現代陶芸美術館のその他の企画展

中部で開催中・開催予定の企画展