井手康人展-共鳴する祈り
- 会期
- 2026年9月12日 〜 2026年11月15日
- 所要時間
- 60分〜90分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒319-1703 茨城県北茨城市大津町椿2083
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- Xで来場者の反応を見る(いずれも別のタブで開きます)
北茨城市の茨城県天心記念五浦美術館で、2026年9月12日(土)から11月15日(日)まで、企画展「井手康人展-共鳴する祈り」が開催されています。会場は展示室A・B・Cです。井手康人(1962- 北九州市出身)は、バリ島の伝統文化や宗教をモティーフに日本的感性を加えた幻想的で独自の世界観による絵画で頭角を現し、現在は日本美術院同人として活躍する日本画家。再興院展で発表された数々の受賞作や大作を中心に、近年取り組んでいる富士山のシリーズを加えた最近作まで28点を一堂に展示します。所要時間の目安は60分〜90分。
井手康人展-共鳴する祈りはどんな展覧会?
井手康人は東京藝術大学の平山郁夫研究室で日本画を学び、1990年に再興第75回院展初入選を果たします。1994年にインドネシアのバリ島を訪れて同地の文化や宗教に魅了されて以降は、長年にわたって現地での取材を続け、鮮やかな色彩で女性や動植物を装飾的に描く作風を確立しました。その後は再興院展で受賞を重ね、2006年には第12回天心記念茨城賞を受賞、2014年には同人に推挙されています。本展は受賞作や大作に富士山のシリーズを加えた28点で画業をたどるとともに、長年のライフワークである教育普及活動にも着目し、北茨城市内の小学校で開催した出前授業の成果を展示するほか、美術教育の関連イベントも開催します。日本画制作と教育普及という二つの側面から迫る本展は、作家にとって過去最大規模の個展となります。北茨城市立大津小学校5年生の日本画体験出前授業の成果展示は、会期中、展望ギャラリー1で観覧無料で行われます。
主な展示内容・注目の作品
- 「山乃神」2021年(足立美術館蔵)
- 「奏園」2006年(茨城県近代美術館蔵)。再興第91回院展 第12回天心記念茨城賞
- 「神々の泉で」1996年(上野の森美術館蔵)
- 「精霊の森」2002年(個人蔵)
- 「百花為誰開(ひゃっかたがためにひらく)」2013年(足立美術館蔵)。再興第98回院展 日本美術院賞(大観賞)
- 「不二(ふじ)」2022年(個人蔵)
- 「月乃神」2024年(個人蔵)
- 北茨城市立大津小学校5年生 日本画体験出前授業の成果展示(展望ギャラリー1、観覧無料)
井手康人展-共鳴する祈りの見どころ3選
- 初期の受賞作から、日本美術院同人に推挙されて以降のバリ・ヒンドゥー教の神話にもとづく数々の大作までが一堂に並びます。あわせて、世界的なパンデミックをきっかけに2021年より取り組んでいる富士シリーズにも焦点が当たります。東日本の美術館でまとめて作品を紹介する初の機会です
- 天心記念茨城賞受賞作家の現況を紹介する展覧会という位置づけ。茨城県は1995年より院展に対し「天心記念茨城賞」を提供しており、当館では倉島重友展(2019年)、西田俊英展(2024年)など同賞受賞作家を個展形式で紹介してきました。本展は第12回の受賞作「奏園」をはじめ、同人になって以降の再興院展出品作を網羅します
- 教育普及に焦点を当てた構成と関連イベント。出前授業の成果展示に加え、11月1日には美術教育の専門家によるシンポジウム「美術は苦手?」が開かれます。作家によるギャラリートークは10月18日と11月1日の午前11時から(各約40分、企画展当日入場券が必要、申込不要)、展覧会担当者によるギャラリートークは9月26日と10月4日の午後1時10分から行われました
料金・開館時間
- 入場料は一般950(820)円、満70歳以上470(410)円、高校生710(590)円、小中生360(240)円
- ( )内は、20名以上の団体料金です
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳又は指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方および付き添いの方1名は無料
- 土曜日は高校生以下無料。11月13日(金)は茨城県民の日のため、すべての方の入場料が無料です
- 開館時間は午前9時30分から午後5時(入場は午後4時30分まで)
- 休館日は毎週月曜日。ただし10月12日(月曜日・祝日)は開館し、10月13日(火曜日)は休館です
- クロストーク「日本画の現在とこれから」(10月18日)と美術教育シンポジウム「美術は苦手?」(11月1日)は、いずれも午後1時30分から講堂で行われ、企画展入場券(半券可)が必要、事前申込優先です
最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
茨城県天心記念五浦美術館は北茨城市大津町椿にあり、館の周囲には岡倉天心ゆかりの場所が集まっています。徒歩5分の天心遺跡記念公園は、明治39年に天心が創設した日本美術院が五浦へ移転した跡地で、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山の4人が天心の指導のもとに制作に励んだ場所です(東日本大震災の影響で一部立入ができません)。同じく徒歩5分に岡倉天心の墓、徒歩10分に茨城大学五浦美術文化研究所があり、太平洋に臨む敷地内では天心が思索にふけった場所といわれる六角堂や天心邸を見ることができます。徒歩10分の五浦岬公園からは、断崖や岩礁に打ち寄せる波と松林とともに六角堂を遠望できます。館内のカフェテリア「カメリア」は窓外に太平洋が広がり、営業時間は午前10時から午後4時30分(ラストオーダー午後4時)、展覧会入場券がなくても利用できます。ミュージアムショップの営業時間は10時30分から16時までで、こちらも入場券なしで利用できます。交通はJR常磐線大津港駅からタクシーで約5分(特急ひたち・ときわは大津港駅に停車しません)、車なら常磐自動車道北茨城I.C.またはいわき勿来I.C.から約15分です。
まとめ
企画展「井手康人展-共鳴する祈り」の会期は2026年9月12日から11月15日まで。バリ島に取材した代表作から近年の富士シリーズまで28点が並び、作家にとって過去最大規模の個展となります。会期後半にはギャラリートークやシンポジウムも重なります。六角堂や天心遺跡記念公園といった徒歩圏の史跡とあわせて、五浦の海を眺めながら半日かけて回れる場所です。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
茨城県天心記念五浦美術館
〒319-1703 茨城県北茨城市大津町椿2083
岡倉天心が日本美術院の拠点を移した五浦の岬に、1997年開館。横山大観、菱田春草ら院の同人たちが暮らし、制作した地に立ち、近代日本画の革新の軌跡をたどる。
美術館の詳細・アクセスを見る →茨城県天心記念五浦美術館のその他の企画展
関東で開催中・開催予定の企画展

島田章三展 空間の中の人のかたち、日常の中の人のかたち
横須賀美術館
2026年9月5日 〜 2026年11月3日
終了まであと4日

創設90年記念 琉球王国の染織 ―尚家関連品と護得久家伝来品
日本民藝館
2026年8月22日 〜 2026年11月3日
終了まであと4日

水滸伝
東京ステーションギャラリー
2026年9月19日 〜 2026年11月8日
終了まであと9日

特別展示「孤高の彫刻家 村山琴泉」
群馬県立近代美術館
2026年9月19日 〜 2026年11月8日
終了まであと9日
逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品
サントリー美術館
2026年9月16日 〜 2026年11月8日
終了まであと9日

民藝 SHOCK!! ―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎
静嘉堂文庫美術館
2026年9月5日 〜 2026年11月8日
終了まであと9日



