琳派Ⅱ -相説と草花図の広がり-
この展覧会の会期は終了しました。
- 会期
- 2026年9月19日 〜 2026年10月25日
- 会場
- 石川県立美術館
- 所要時間
- 30分〜45分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
金沢市の石川県立美術館で、2026年9月19日(土)から10月25日(日)まで、コレクション展(古美術)「琳派Ⅱ -相説と草花図の広がり-」が開催されています。会場は第2展示室です。前期の「琳派Ⅰ」から全作品を入れ替え、加賀で活躍した俵屋宗雪の次世代をになった喜多川相説を軸に、定型化して広まった伊年印の草花図や、19世紀以降の琳派に連なる作品までを紹介します。所要時間の目安は30分〜45分。
「琳派Ⅱ -相説と草花図の広がり-」はどんな展覧会?
前期の「琳派Ⅰ」では、琳派の始祖と仰がれる本阿弥光悦と俵屋宗達、そして俵屋工房を継承し加賀でも活躍した俵屋宗雪の作品が紹介されました。後期にあたる本展はすべての作品を入れ替え、宗雪の次世代をになった喜多川相説や、定型化して広まっていった伊年印草花図、さらには19世紀以降の琳派に連なる作品を取り上げます。宗雪の草花図が、はっきりとした彩色や力強い筆づかいで生命感あふれる表現であるのに対し、その後を継いだ相説は「一枚の葉、一輪の花をもいとほしむ気持を筆先によく反映せしめてゐる」と評されるように、微妙な色彩と繊細なタッチが特徴です。写実的な草花の描写と、墨のにじみを活かした面的な水墨表現が溶け合った独特の草花図は、以降の絵師たちに少なからぬ影響を与えたものと考えられています。北陸ゆかりではない作品も交えることで、「琳派」と一括りにされてきたものの幅そのものが見えてくる構成です。
主な展示内容・注目の作品
- 喜多川相説の代表作、石川県指定文化財《秋草図屏風》6曲1双(江戸時代 17〜18世紀)
- 相説の初期の作品と位置付けられる《草花図屏風》8曲1隻(江戸時代 17〜18世紀)
- 伊年印の《四季草花図屏風》(江戸時代 18世紀、個人蔵)
- 江戸琳派の手になると思われる《夏秋草図屏風》(江戸時代 18〜19世紀)
- たらし込みを自在に操り、近代にも通ずるデザイン感覚をみせる大坂の絵師・中村芳中(?〜1819)の《草花図短冊》(江戸時代 18〜19世紀、個人蔵)
- 伝尾形光琳《梅椿若松蒔絵菓子箪笥》(江戸〜明治時代 18〜19世紀)
- 公式の作品リストには、あわせて公開される古九谷の平鉢12点も掲載されています(重要美術品・県指定文化財《色絵布袋図平鉢 古九谷》ほか)
琳派Ⅱの見どころ3選
- 相説の《秋草図屏風》と《草花図屏風》が並ぶこと。代表作と初期作が同じ部屋にあることで、繊細なタッチがどこから来たのかを見比べられます
- 「琳派」の広がり方。宗達・宗雪という系譜から、工房印である伊年印の量産的な草花図へ、そして江戸琳派や大坂の芳中へと、地域も世代も越えて分岐していく様子をたどれます
- 全点入れ替えの後期展示であること。前期「琳派Ⅰ」を見た人にとっても、同じテーマで重複のない作品と向き合える構成になっています
料金・開館時間
- 観覧料は一般370円(290円)、大学生・65歳以上290円(290円)、高校生以下は無料
- ( )内は20名以上の団体料金です。県立美術館友の会会員、65歳以上の方は一般の団体料金が適用されます
- 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDを提示した方および付き添いの方1名は観覧無料
- 開館時間は9:30〜18:00(展示室への入室は17:30まで)
- 休館日は会期中無休
- 同館で同時期に開催される特別展「蓮田修吾郎 -世界を拓く窓」(9月20日〜10月25日)の観覧料には、2階コレクション展の観覧料が含まれます
最新情報は公式サイトで確認してください。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
館内には、石川県出身のパティシエ辻口博啓氏がプロデュースするカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」があり、営業時間は10:00〜18:00(17:00ラストオーダー)。カフェのみの利用には観覧料がかかりません。美術館が建つのは緑豊かな本多の森で、裏手には辰巳用水の分流に沿った「美術の小径」、その先に「緑の小径」が続き、金沢市立中村記念美術館や鈴木大拙館、金沢21世紀美術館への近道になっています。手入れの行き届いた本多公園には登録有形文化財の旧本多家住宅長屋門があり、緑の小径の先は、兼六園の手本になったとされる池泉回遊式庭園「松風閣庭園」へつながります。向かいの金澤神社の境内には、金沢の地名の由来とされる清泉「金城霊澤」があります。
まとめ
「琳派Ⅱ -相説と草花図の広がり-」は、加賀に根づいた琳派の系譜を、喜多川相説という画家を軸に見直すコレクション展です。会期は2026年9月19日から10月25日まで、会期中無休。一般370円で屏風の大画面に向き合えるうえ、同じ館の特別展「蓮田修吾郎 -世界を拓く窓」とあわせて見れば、古美術から近代工芸まで石川の美術を一日でたどれます。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
石川県立美術館
〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
金沢城跡・兼六園に隣接する県立美術館。加賀藩主・前田家に伝わる大名道具や、色絵磁器の巨匠・野々村仁清の国宝作品を中心に、加賀百万石の美意識を伝える。
美術館の詳細・アクセスを見る →中部で開催中・開催予定の企画展

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