開館10周年 ちくごist 河北秀也 デザインの旅

開館10周年 ちくごist 河北秀也 デザインの旅

終了

この展覧会の会期は終了しました。

会期
2026年8月8日 〜 2026年10月12日
所要時間
60分〜90分(当サイトによる目安)
所在地
福岡県久留米市野中町1015(石橋文化センター内)

福岡県久留米市の久留米市美術館で、2026年8月8日(土)から10月12日(月・祝)まで、「開館10周年 ちくごist 河北秀也 デザインの旅」が開催されました。会場は久留米市美術館2階です。筑後地方にゆかりのあるアーティストを紹介する「ちくごist」シリーズの第3回として、久留米出身のアートディレクター・河北秀也(1947− )の追求するデザイン思考にせまる展覧会です。所要時間の目安は60分〜90分。

ちくごist 河北秀也 デザインの旅はどんな展覧会?

河北秀也は、デザインはあくまで額縁であり、主役は商品そのものであるという信念のもと、つかう人の気持ちを一番に考えたデザインを常に心がけてきました。本展は、少年時代を過ごした久留米・筑後での思い出を出発点として、初期の代表作である地下鉄路線図・地下鉄マナーポスターや、1984年から現在まで40年以上つづくB倍サイズの駅ばりポスター、ボトルデザイン、CM、雑誌広告などのすべてをディレクションする iichiko design の魅力を多角的に掘り下げ、河北が歩み続ける「デザインの旅」を巡る機会とするものです。構成は、プロローグ「ちくごist デザイナー 河北秀也の原点」に始まり、STORY 1「駅からはじまる ― つかう人のためのデザイン」、STORY 2「ボトルのある風景 - iichiko design のはじまり 1984-1989」、STORY 3「ボトルと旅する ― あの日の記憶 1990-1999」、STORY 4「楽しみの時間を想う ― iichiko design のめざすもの」、STORY 5「楽しみはここにある - iichiko CM gallery 1986-2026」、STORY 6「River and Plain - いつかどこかで見た風景」、STORY 7「自然とともに生きていく -この地球のなかで」、STORY 8「この道の先、あの空の向こう - 明日も旅は続いていく」、そしてエピローグ「河北秀也のいま」という流れです。

主な展示内容・注目の作品

  • サクマ製菓 いちごみるくパッケージ 1968年。大学生のときにアルバイトで手がけたパッケージデザインで、その際に「きみは額縁屋だね」と言われたことが信念の出発点になりました
  • 旧営団地下鉄 地下鉄路線図 1972年。地方から上京してきた高齢者にもわかりやすい路線図が必要との思いから考案されたものです
  • 旧営団地下鉄マナーポスター 帰らざる傘 B1判 1976年6月、独占者 B1判 1976年7月
  • いいちこ駅ばりポスター No.:A-1 B0判 1984年4月、No.:A-159 B0判 1996年8月、No.:A-216 B0判 2000年12月、No.:A-379 B0判 2013年8月
  • いいちこフラスコボトル 1998年10月、いいちこSUPER 雑誌広告 2025年8月
  • 1986年から現在まで毎年制作されている iichiko のCM。1987年からはビリー・バンバンによる音楽が使われ、ナレーションは河北自身が担当しています
  • 石橋文化センターのスタンプ募集の図案をみる審査員の写真(出典:朝日新聞1963年3月17日 掲載記事)など、原点をたどる資料

河北秀也 デザインの旅の見どころ3選

  • 久留米市美術館という場所が河北の原点であること。河北は中学3年生の春休みに石橋文化センターで募集していた記念スタンプ図案に応募して佳作入選となり、高校2年生の夏休みには石橋美術館で開催された夏季洋画講習会に参加しました。この美術館が建つ場所は、デザイナーとしての原点の地でした
  • 40年以上続く駅ばりポスターの厚み。1984年から毎月1枚のペースで掲出され、これまでに500点以上が制作されてきました。印刷では、イメージに合うように紙やインクの種類を毎回変えるなど徹底的にこだわり抜いており、その仕上がりを実物で確かめられます
  • 撮影地が海外であることの意味。いいちこの駅ばりポスターは美しい日本の原風景をテーマとしながら、国内では電柱や看板などが目立ってしまうという理由からほとんどが海外で撮影されています。これまで30ヶ国以上でロケーションが行われており、筑後川や筑後平野を思わせる河川や平野の風景も並びます

料金・開館時間

  • 入館料は個人が一般800円、シニア500円、大学生400円、高校生以下無料
  • 団体料金は一般600円、シニア300円、大学生200円、高校生以下無料。団体は15名以上、シニアは65歳以上です
  • この料金で石橋正二郎記念館もあわせて観覧できます
  • 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳等の交付を受けている方とその介護者1名は無料です
  • 開館時間は10:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日は月曜日。ただし9月21日、10月12日は開館します
  • 日時指定のチケットについての案内は公式ページにありません

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

久留米市美術館は石橋文化センター内にあります(福岡県久留米市野中町1015)。同じ園内には石橋正二郎記念館、石橋文化ホール、石橋文化会館、久留米市立中央図書館、坂本繁二郎旧アトリエが建ち、四季おりおりの花が彩る庭園は入園料無料で歩けます。庭園にはバラ園や1972年に完成した日本庭園があり、「ななつの花めぐり」として季節の花を追う楽しみ方も案内されています。園内には「楽水亭 カフェ&ギャラリーショップ」があります。アクセスはJR久留米駅から西鉄バスで15分、西鉄久留米駅から5分(いずれも文化センター前下車)、車なら久留米インターより10分で、石橋文化センター内に有料駐車場があります。

まとめ

「開館10周年 ちくごist 河北秀也 デザインの旅」は、久留米出身のアートディレクター・河北秀也のデザイン思考を、地下鉄路線図やマナーポスターから40年以上続く iichiko design までたどる展覧会でした。会期は2026年8月8日から10月12日で終了しています。会場は久留米市美術館2階で、「デザインはあくまで額縁」という信念がどのような仕事を積み上げてきたのかを、10のセクションで確かめられる構成でした。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

久留米市美術館

久留米市美術館

福岡県久留米市野中町1015(石橋文化センター内)

ブリヂストン創業者・石橋正二郎が故郷に贈った石橋文化センター内の美術館。旧石橋美術館を継承して2016年開館し、青木繁や坂本繁二郎を生んだ久留米で九州洋画の系譜をたどります。

美術館の詳細・アクセスを見る →

久留米市美術館のその他の企画展

九州・沖縄で開催中・開催予定の企画展