藝大式 美術の"ミカタ" ―この夏、藝大生になる―
この展覧会の会期は終了しました。
- 会期
- 2026年7月24日 〜 2026年9月23日
- 所要時間
- 60分〜90分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
東京藝術大学大学美術館で2026年7月24日から9月23日まで開かれた体験型の展覧会です。同大学の現役講師陣による12コマの「講義」を展示という形に置き換え、来場者が藝大生になったつもりで聴講していく構成をとっています。教材になるのは、前身の東京美術学校の時代から135年以上かけて積み上げられてきた同館のコレクションです。作品を並べて見せるのではなく、「美術をどう見るか」という方法そのものを展示にした、大学美術館ならではの企画といえます。東京藝術大学にとって初の体験型展覧会で、2026年から3年続くシリーズの第1回として位置づけられています。
見どころ
- 12コマの「講義」として組まれた展示: 美術の歴史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復といった多様なテーマが、それぞれ一つの講義として展示室に置かれています。順に見ていくと、藝大で美術を学ぶとはどういうことかがひと通り分かる仕立てです。美術館では脇に追いやられがちな「素材」や「保存修復」に一コマずつ割かれているのは、実技と研究を抱える大学の館らしいところです。
- 藝大コレクションが教材になる: 高橋由一や狩野芳崖をはじめ、日本近代美術史に欠かせない作品を収蔵する館ですが、本展ではそれらを「名品」としてではなく、見方を学ぶための教材として提示します。同じ作品でも、どんな問いとともに置かれるかで見え方が変わることを、展示を歩きながら確かめられます。
- 藝大生による模写の実演: 会期中には、現役の学生が模写を実演する時間が設けられました。完成した絵ではなく、描いている手つきを間近で見られる機会はそう多くありません。気軽に参加できる体験展示やワークショップもあわせて実施され、子ども連れでも入りやすい構成になっています。
開催概要
- 会場: 東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1・2・3・4(東京都台東区上野公園12-8)
- 会期: 2026年7月24日〜9月23日
- 開館時間: 10:00〜17:00(最終入館は閉館の30分前まで)
- 休館日: 月曜日(8月10日、9月21日は開館)
- 観覧料: 公式サイトの案内をご確認ください
展示室4室を使い、12のテーマを順に追う構成です。読ませる展示が多く、実演やワークショップに立ち寄る時間も見込んでおくとよいでしょう。所要時間の目安は60分〜90分。会場は上野公園の奥、東京藝術大学の構内にあります。JR上野駅公園口から徒歩10分ほど、東京国立博物館の向かいにあたる場所です。この大学美術館は常設展を持たず、展覧会の会期中だけ開館します。会期外は閉まっているため、訪ねる前に開催状況を確かめてください。
あわせて知っておきたいこと
東京藝術大学大学美術館は、鑑賞のための館として出発したわけではありません。1887年(明治20年)設置の東京美術学校が、学生の手本や研究材料として古美術や卒業制作を集めてきた、その蓄積がそのままコレクションになった館です。約3万件を収蔵し、国宝・重要文化財は33件を数えます。本展が作品を「教材」として扱うのは、この館の成り立ちにかなった見せ方だといえます。
油画科では卒業時に自画像を提出する慣習が長く続いてきました。のちに巨匠と呼ばれる画家たちの学生時代の顔が並ぶ自画像群は、この館を特徴づける資料でもあります。学ぶ側の視点から美術を見るという本展の枠組みは、そうした収蔵の歴史と地続きのものです。
美術の見方に決まった正解はあるのか。その問いを、大学の講義という形式を借りて来場者に投げかける展覧会です。上野公園には東京国立博物館や国立西洋美術館が並んでいるので、他館で作品を見たあとにここで見方を学び直す、あるいは逆の順で回るという楽しみ方もできます。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
東京藝術大学大学美術館
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
上野公園の奥、東京藝術大学の構内にある大学美術館。前身の東京美術学校・東京音楽学校から135年以上かけて集めた約3万件を収蔵し、高橋由一「鮭」や狩野芳崖「悲母観音」など国宝・重要文化財33件を含みます。
美術館の詳細・アクセスを見る →東京藝術大学大学美術館のその他の企画展
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