県工の工芸・デザイン -石川県立工業高等学校 創立140周年記念-

県工の工芸・デザイン -石川県立工業高等学校 創立140周年記念-

開催中
会期
2026年10月30日 〜 2026年12月7日
所要時間
30分〜60分(当サイトによる目安)
所在地
〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
混雑状況
Xで来場者の反応を見る(いずれも別のタブで開きます)

金沢市の石川県立美術館で、2026年10月30日(金)から12月7日(月)まで、コレクション展の特別展示「県工の工芸・デザイン -石川県立工業高等学校 創立140周年記念-」が開催されています。会場は第5展示室です。創立140周年を迎えた石川県立工業高等学校の歩みを、同校附属の「ギャラリー雪章」に収蔵される工芸作品を中心に紹介します。作品リストには陶磁、漆工、染織、金工、日本画、ポスターの46点が載っています。所要時間の目安は30分〜60分。

県工の工芸・デザインはどんな展覧会?

石川県立工業高等学校は明治20年(1887)に「金沢区工業学校」として開校し、幾度かの改称を経て現在に至ります。わが国でも最も歴史ある公立工業高等学校の一つで、初代校長を務めた納富介次郎のもと、工業技術と美術・工芸を結びつけた教育を展開し、地域の産業や文化を支える人材を育んできました。本展では、開校初期から昭和時代にかけて教鞭を執った教員や卒業生、その後に重要無形文化財保持者(人間国宝)や日本芸術院会員として活躍した作家たちの作品を通して、同校の歩みをたどります。

主な展示内容・注目の作品

  • 陶磁に板谷波山《鴨彫刻花瓶》c.1901、《柘榴模様花瓶》1910s、《葆光彩磁草花文花瓶》c.1917、大樋年朗《加彩花三島飾壺》1988、武腰敏昭《色絵白金彩飾鉢 長閑》1997
  • 漆工に松田権六《菱文蒔絵平卓》1964(第11回日本伝統工芸展)、大場松魚《平文円舞箱》1983(第30回日本伝統工芸展)、寺井直次《金胎牡丹蒔絵箱》1997(第44回日本伝統工芸展)
  • 染織に木村雨山《友禅訪問着「魚のむれ」》1955(第11回日展)、《友禅訪問着「鳴禽譜」》1955(第2回日本伝統工芸展)
  • 金工に十三代宮﨑寒雉《松地紋真形釜》
  • 日本画に納富介次郎《龍の図》《仲秋山水図軸》(いずれも1887年)
  • ポスターにアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ディヴァン・ジャポネ》c.1892、ジュール・シェレ《ムーラン・ルージュ》1889、《ジェローデル・トローチ》1890

県工の工芸・デザインの見どころ3選

  • 一つの学校から広がる作家の系譜。蓮田修吾郎、大樋年朗、武腰敏昭といった日本芸術院会員、松田権六、大場松魚、寺井直次、前史雄、木村雨山といった人間国宝となった作家を輩出した学校の歴史を、作品からたどれます
  • 草創期の教育と研究の姿。開校草創期には、本県の工芸振興を目的に、国内の優れた工芸作品や新しい技術・デザインを備えた作品、西洋のデザインや工芸を研究するための資料が収集されました。こうした蓄積が今日の石川の工芸文化へとつながっています
  • 工芸とデザインの幅。陶磁や漆工だけでなく、初代校長・納富介次郎の日本画や、ロートレック、シェレのポスターまでが同じ展示室に並びます

料金・開館時間

  • 観覧料は一般370円(20名以上の団体は290円)、大学生・65歳以上290円、高校生以下無料
  • 身体障がい者・精神障がい者保健福祉・療育手帳をお持ちの方、またはミライロIDをご提示の方と付き添いの方1名は無料
  • 毎月第1月曜日はコレクション展が無料で、会期中では11月2日(月)と12月7日(月)にあたります。65歳以上の方は祝日のコレクション展が無料です
  • 開館時間は9:30~18:00(展示室への入室は17:30まで)
  • 休館日は会期中無休
  • 展覧会ページに日時指定の案内はありません

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

同じ会期のコレクション展「優品選」では、石川県立工業高等学校ゆかりの近代日本画家の作品として久保田米僊《馬山斥候図》や山田敬中の作品が紹介され、「県工の純粋美術」と題した小特集も組まれています。館内のカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」は、カフェのみの利用なら観覧料がかかりません。美術館の周辺には広坂別館や金城霊澤があり、「緑の小径」を進むと金沢21世紀美術館への近道につながります。

まとめ

「県工の工芸・デザイン -石川県立工業高等学校 創立140周年記念-」の会期は2026年10月30日から12月7日までで、会期中は無休です。板谷波山から松田権六、木村雨山まで46点の作品を通して、140年にわたり工芸を学び、教え、伝えてきた学校の歴史に触れられます。石川の工芸文化の土台を、一つの学校の歩みから見ていく展示です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

石川県立美術館

石川県立美術館

〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1

金沢城跡・兼六園に隣接する県立美術館。加賀藩主・前田家に伝わる大名道具や、色絵磁器の巨匠・野々村仁清の国宝作品を中心に、加賀百万石の美意識を伝える。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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