カンボジアの染織

カンボジアの染織

開催予定
会期
2026年12月2日2027年2月7日
所要時間
30分〜50分(当サイトによる目安)
所在地
〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
混雑状況
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福岡市美術館で2026年12月2日から2027年2月7日まで開催される、カンボジアの染織にしぼった企画展です。当館のコレクションを中心に、緯絣(ぬきがすり)や紋織、絞などの名品を展示します。石造建築や彫刻で知られるカンボジアが、布の分野でも高い伝統をもつことを実物で確かめられる機会です。会場は古美術企画展示室、観覧料はコレクション展と同じ一般200円。所要時間の目安は30分〜50分です。

カンボジアの染織はどんな展覧会?

カンボジアと聞いてまず思い浮かぶのは、アンコール・ワットに代表される石造建築や彫刻でしょう。けれども染織の分野にも素晴らしい伝統があり、なかでも絹の緯絣は、絵画的な表現を可能にするほどの繊細巧緻な技術として世界的に知られています。本展はその染織を、福岡市美術館のコレクションを軸に紹介するものです。

会場となる古美術企画展示室は、テーマを絞った展示が年に何度か入れ替わる部屋です。2026年度も夏には「模倣と創造」と「仙厓展」が同室で開かれており、本展はその冬の枠にあたります。大規模な特別展とは違い、布そのものと静かに向き合える構成です。冬から早春にかけての二か月あまり、同じ室で展示が続きます。

主な展示内容・注目の作品

  • 《龍動物文様緯絣儀礼用布》(カンボジア、19-20世紀):龍と動物の文様を絣で織り出した儀礼用の布。公式サイトが本展の代表図版として掲げている一点です。
  • 絹の緯絣:緯糸をあらかじめ染め分けてから織り上げる技法。カンボジアの緯絣は、絵画的な表現ができるほどの精度で知られています。
  • 紋織:織りの組織そのもので文様を浮かび上がらせた布も出品されます。
  • 絞:布を括って染め残す技法による作品。同じ地域のなかでも染めの方法が一様でないことが見てとれます。
  • 福岡市美術館のコレクション:出品は当館の所蔵品が中心と案内されており、借用作品を並べる展覧会とは成り立ちが異なります。

カンボジアの染織の見どころ3選

  • 絣で「描く」という技術:糸を染める段階で完成図を織り込んでおく緯絣は、ずれれば文様が崩れます。絵画的といわれる密度を布の表面で確かめてください。
  • 儀礼のための布という性格:《龍動物文様緯絣儀礼用布》のように、日常着ではなく儀礼の場のために織られた布が含まれます。文様が何のためにあるのかを考えながら見ると印象が変わります。
  • 三つの技法を並べて見る:緯絣・紋織・絞という異なる方法が一室に並ぶため、同じ「模様をつくる」でも工程がまったく違うことが比べられます。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

会期はじめの12月2日から20日までは、2階の特別展示室で「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」も開かれます(こちらは別料金の特別展)。インドで染められた木綿とカンボジアで織られた絹を同じ日に見比べられる、染織好きにはめずらしい期間です。館内にはホテルニューオータニ博多が運営するカフェ「アクアム」とレストラン「プルヌス」があり、定休日は美術館の休館日と同じ。美術館は大濠公園のなかにあり、隣接する舞鶴公園・福岡城跡まで歩けます。アクセスは福岡市地下鉄空港線の大濠公園駅(福岡市美術館口)3・6番出口から徒歩10分、七隈線の六本松駅2番出口から徒歩10分です。

まとめ

会期は2027年2月7日まで。休館日は月曜日と年末年始(12月28日〜1月4日)で、月曜日が祝日・振替休日の場合はその後の最初の平日が休みになります。1月11日(月・祝)は開館し、1月12日(火)が休館です。開館時間は午前9時30分から午後5時30分まで、入館は閉館の30分前まで。観覧料は一般200円、高大生150円、中学生以下は無料です。カッコ書きの一般150円・高大生100円は20名以上の団体料金で、前売や割引ではありません。予約は不要で、コレクション展の一室での展示のため混雑はしにくく、落ち着いて見られる展覧会です。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

福岡市美術館

福岡市美術館

〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6

市民の憩いの場・大濠公園の中にある美術館。ミロやダリ、シャガール、バスキアなど、世界的な近現代アートのコレクションと、黒田家ゆかりの古美術コレクションの両方が楽しめます。

美術館の詳細・アクセスを見る →

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