【特集展示】 「昭和100年」 昭和時代 当館における保存修復の変遷― ゴッホ《ばら》、ルノワール《帽子の女》を例として ―

【特集展示】 「昭和100年」 昭和時代 当館における保存修復の変遷― ゴッホ《ばら》、ルノワール《帽子の女》を例として ―

開催中
会期
2026年6月30日2027年1月11日
所要時間
20分〜30分(当サイトによる目安)
所在地
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
混雑状況
国立西洋美術館の公式X(@NMWATokyoXで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)

東京・上野の国立西洋美術館で、2026年6月30日(火)から2027年1月11日(月・祝)まで、特集展示「昭和100年」 昭和時代 当館における保存修復の変遷― ゴッホ《ばら》、ルノワール《帽子の女》を例として ―が開催されています。会場は本館1階の19世紀ホールです。美術館の裏方である保存修復の仕事に光を当て、昭和時代の当館の活動と変遷をアーカイヴ資料でたどる展示で、常設展の観覧券で見ることができます。所要時間の目安は20分〜30分(常設展とあわせて観覧するなら90分程度)。

「昭和100年」特集展示はどんな展覧会?

2026(令和8)年は、1926(昭和元)年から起算して満100年となります。昭和時代は、激動や苦難に始まりましたが、復興と成長をもたらした時代でもありました。日本政府が推進する「昭和100年」関連施策を受け、国立西洋美術館でもこの特集展示を行うこととしたと公式ページは説明しています。

国立西洋美術館は、国立美術館の中でも唯一、保存修復室と保存科学室を有する美術館です。本展はその特徴的な活動の一つである保存修復分野に焦点を当て、当館の昭和時代、すなわち1959(昭和34)年の開館から1989(昭和64・平成元)年の企画館竣工までの活動や変遷を、貴重なアーカイヴ資料の展示を通して振り返ります。所蔵作品を代々守ってきた美術館の裏方の仕事を知る機会にしてほしい、というのが館の言葉です。

タイトルが掲げるとおり、ゴッホ《ばら》とルノワール《帽子の女》という2点の所蔵作品が、その変遷をたどるための具体的な例として据えられています。作品そのものを鑑賞する展示というよりも、作品がどのように調べられ、手当てされ、受け渡されてきたかという時間の層を見る展示だと考えるとよいでしょう。

主な展示内容・注目の作品

  • 昭和時代の保存修復の変遷をたどる貴重なアーカイヴ資料の展示
  • 1959(昭和34)年の開館から1989(昭和64・平成元)年の企画館竣工までという、当館の「昭和時代」に区切った時間軸
  • ゴッホ《ばら》を例とした保存修復の歩み
  • ルノワール《帽子の女》を例とした保存修復の歩み
  • 国立美術館で唯一、保存修復室と保存科学室を併せ持つという当館の体制の紹介
  • 会場は本館1階の19世紀ホール。出品作品はすべて国立西洋美術館蔵です

「昭和100年」特集展示の見どころ3選

  • 美術館の裏方の仕事が主役になること。展示室に並ぶ完成した絵画ではなく、それを守り伝えるための調査・修復の記録そのものが展示の中心に置かれています
  • ゴッホ《ばら》とルノワール《帽子の女》という具体例。よく知られた2点の作品に即して語られるため、保存修復という専門的な営みが実物と結びついて理解できます
  • 開館から30年間を通してみる変遷。1959年の開館から1989年の企画館竣工までを一続きの時間として扱うことで、技術や考え方がどう移り変わってきたかが浮かび上がります

料金・開館時間

  • 本展は常設展の一環として本館1階19世紀ホールで行われ、常設展観覧料で観覧できます
  • 常設展観覧料は一般500円(団体400円)、大学生250円(団体200円)。団体料金は20名以上が対象で、事前予約が必要です
  • 高校生以下及び18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料(入館の際に年齢の確認できるもの、障害者手帳等を提示)
  • 企画展の観覧券でも常設展を観覧できます
  • 開館時間は9:30〜17:30(金・土曜日は〜20:00)。入館は閉館の30分前までです
  • 休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は開館し、翌平日が休館)と年末年始(12月28日〜1月1日)。加えて2026年9月24日(木)から9月30日(水)までは休館です
  • 常設展はオンラインチケットのほか、当館券売窓口でも当日分を購入できます(混雑時は販売を休止することがあります)

最新情報は公式サイトで確認してください。

あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ

国立西洋美術館は上野公園内にあります。本館はル・コルビュジエの設計で1959年3月に竣工した重要文化財であり、2016年7月17日に「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」の構成資産として世界遺産に登録されました。本展が扱う「昭和時代」の始まりは、まさにこの本館が建った年にあたります。前庭にはロダンの《地獄の門》《考える人》《カレーの市民》が置かれ、2022年のリニューアル工事で開館当初の配置に可能な限り復原されました。館内には中庭に面した「CAFÉ すいれん」があり、通常日は10:00〜17:30、金曜・土曜日は10:00〜20:00の営業です。

まとめ

特集展示「昭和100年」 昭和時代 当館における保存修復の変遷― ゴッホ《ばら》、ルノワール《帽子の女》を例として ―は、昭和100年という節目に合わせ、国立西洋美術館が自館の保存修復の歩みを振り返る特集展示です。会期は2026年6月30日から2027年1月11日まで。常設展観覧料(一般500円)で観覧でき、19世紀ホールという開けた場所に置かれているため、常設展を見る流れのなかで無理なく立ち寄れます。絵を守ってきた人たちの時間に目を向けてみてください。

所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

会場について

国立西洋美術館

国立西洋美術館

〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7

上野公園に佇む国立西洋美術館は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが設計した世界文化遺産。モネ、ルノワール、ロダンなど西洋美術の傑作を常設展示し、松方コレクションを核とした圧巻のコレクションを誇ります。

美術館の詳細・アクセスを見る →

国立西洋美術館のその他の企画展

関東で開催中・開催予定の企画展