今日から明日へ 作品を継承すること
- 会期
- 2026年10月31日 〜 2027年4月18日
- 所要時間
- 90分〜120分(当サイトによる目安)
- 所在地
- 〒920-8509 石川県金沢市広坂1-2-1
- 公式サイト
- 公式サイトを見る(別のタブで開きます)
- 混雑状況
- 金沢21世紀美術館の公式X(@Kanazawa_21)Xで来場者の反応を見る(待ち時間の告知は公式Xに出ることが多いです)
金沢21世紀美術館で2026年10月31日から2027年4月18日まで開催される、コレクション作品を未来へ受け渡すことの意味を問い直す展覧会です。2027年5月からの長期休館を前にした大規模企画で、展示室1〜6と交流ゾーンを使い、ゲストアーティスト3名を含む作家が参加します。保存・修復や機材更新といった、ふだんは表に出ないプロセスまでを展示の一部として見せます。所要時間の目安は90分〜120分。ジェームズ・タレル《ガスワークス》の体験は予約制で、予約方法は開幕1か月前に公開される予定です。
「今日から明日へ 作品を継承すること」はどんな展覧会?
金沢21世紀美術館は2027年5月から長期休館に入ります。本展はその直前に、美術館の現在地を見つめ直す企画として組まれました。タイトルの「今日」は、現代美術における「いま」であると同時に、2004年の開館以来この館が積み重ねてきた20余年を指します。「明日」は、休館とリニューアルを経た先、さらに次の20年以降へと続く時間を示しています。
美術館は作品を百年、千年先へ残す使命を担っていますが、素材の経年変化、機材の旧式化、展示環境や社会状況の変化など、継承には多くの不確実性がつきまといます。本展はまず「20年先まで作品をどう残すか」という具体的で現実的な課題に向き合い、工芸、ミクスト・メディア、メディア・アート、インスタレーション、上演をともなう作品などを紹介します。過去の状態を固定するのではなく、作品が作品であり続けるために何を受け継ぎ、どのような変化を引き受けるのか。展覧会そのものが、これからの美術館の役割を考える場になっています。主催は金沢21世紀美術館(公益財団法人金沢芸術創造財団)、協賛はエルメスジャポン株式会社です。
主な展示内容・注目の作品
- コミッションワーク(委託制作作品):建築の設計段階から組み込まれていたパトリック・ブラン《緑の橋》、ジェームズ・タレル《ブルー・プラネット・スカイ》、アニッシュ・カプーア《世界の起源》などを取り上げ、作品と建築・設置環境・美術館の活動との関係を検証します。
- ジェームズ・タレル《ガスワークス》(1993):光によって鑑賞者の知覚に働きかける作品。照明や制御機器の更新に向けた検討を通して、装置が変わっても固有の光の体験をどう受け継ぐかを考えます。体験は予約制です。
- 塩田千春+岡田利規《記憶の部屋について》(2009):塩田のインスタレーションに岡田が演劇で応答した作品。当館は脚本を収蔵しており、会期中には異なる背景や方法をもつ複数の作家による上演が予定されています。
- ヤノベケンジ《ビバ・リバ・プロジェクト ースタンダー》(2001):放射線を感知すると高さ約3メートルの子ども型の人形が立ち上がる機械仕掛けの作品。2024年の展示中に機器の不具合で稼働を中止しましたが、大規模な修理を経て本展で初めて再稼働します。
- 宮永愛子《waiting for awakening -chair-》(2012):時間とともに変化する素材を用いた作品を通して、保存とは変化を止めることなのか、変化そのものを含めて受け継ぐことなのかを問いかけます。
- ゲストアーティスト3名:石毛健太、髙橋銑、細井美裕を迎え、作品を残すこと、行為や経験を受け渡すこと、記録と再現の関係を問い直します。新作および展示内容の詳細は決定次第発表されます。
「今日から明日へ 作品を継承すること」の見どころ3選
- 長期休館前の節目に立ち会える:2027年5月からの長期休館を前に、開館20余年のコレクションと建築を総ざらいする位置づけの展覧会です。
- 修復や機材更新のプロセスまで見せる:調査、修復、機材更新、再演、記録といった舞台裏の工程そのものが展示として提示されます。
- 止まっていた作品がふたたび動く:2024年に稼働を中止していたヤノベケンジ《ビバ・リバ・プロジェクト ースタンダー》が、大規模修理を経て本展で再稼働します。
あわせて訪れたい周辺スポット・館内カフェ
館内にはカフェレストラン「Fusion21」とミュージアムショップがあり、展示を見たあとの休憩に使えます。美術館は金沢の中心部にあり、兼六園や金沢城公園、国立工芸館、石川県立美術館が徒歩圏に集まっているため、半日から一日かけて美術館めぐりをする組み立てがしやすい立地です。恒久展示のレアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》をはじめ、無料で入れる交流ゾーンの作品もあわせて見て回れます。
まとめ
会期は2027年4月18日まで。休場日は月曜日(ただし11月23日、1月11日、3月22日は開場)と、11月24日、12月29日〜1月1日、1月12日、3月23日です。開場時間は10:00〜18:00で、金・土曜日は20:00まで、1月2日〜3日は17:00までとなります。当日窓口での販売は閉場の30分前までです。観覧料は一般1,200円(1,000円)、大学生800円(600円)、小中高生400円(300円)、65歳以上の方1,000円で、カッコ内はWEB販売料金と20名以上の団体料金です。前売料金ではないため、窓口で買う場合はカッコの外の金額になります。ジェームズ・タレル《ガスワークス》の体験は予約制で、予約方法は開幕1か月前に公開される予定です。土日祝や冬休み期間は混み合いやすいので、時間に余裕をもって訪れると安心です。
所要時間は、展示の規模と内容から当サイトが見積もった目安です。 じっくり見る方や音声ガイドを利用する場合は、これより長くかかることがあります。 また、会期・開館時間・料金などは変更される場合があります。 おでかけの前に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
会場について
金沢21世紀美術館
〒920-8509 石川県金沢市広坂1-2-1
金沢市の中心にあるガラス張りの円形美術館。レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」など、五感で楽しむ体験型の現代アートが満載。「まちに開かれた公園」のような憩いの場です。
美術館の詳細・アクセスを見る →

